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2.空き家に関する課題
⑤空き家の取得経緯と管理状況
空き家所有者の取得の経緯をみると、相続が約55%を占め、新築・建替と中古住宅購入などがこれに次いでいます(図表5)。所有者の約3割は、空き家から車・電車等で所要1時間超の場所に居住しており、所有世帯の家計を支える者の約6割超が65歳以上となっています。このように、空き家所有者には高齢者が多く、必ずしも積極的に空き家を所有するに至った訳ではなく、遠隔地に所在する空き家も多いことがわかります。
空き家の日頃の管理は、所有者自身や親族、自治会や隣人等が行っているものが約9割を占め、専門家である不動産会社等が行うケースは4%弱にすぎず、誰も管理していないものも3%程度存在します。所有者自身等が行う管理内容にはばらつきがあり、必ずしも十分な管理が行われていない状況がみられます。また、所有者の居住地が遠隔地になるほど管理頻度は低くなり、車・電車等で所要3時間超の居住地になると、過半数は年に1~数回程度の管理にとどまります。管理頻度が低下すると空き家の腐朽も進み、近隣に与える様々な問題が顕在化しやすくなります。

