トップ>不動産トピックス>理想・実際の子どもの平均人数、近居していない人より近居している人の方が多い
(独)都市再生機構はこのたび、「働くママに聞く 子育てと仕事の両立に関する調査」の結果を発表した。3歳から小学校6年生までの子を長子に持つ全国の25~49歳の仕事を持つ女性で、親世帯と自動車や電車等で1時間以内の距離に近居している450人と、近居していない450人、計900人を対象として、平成27年12月21~24日にインターネット調査を実施したもの。
理想の子どもの人数と実際の子どもの人数をそれぞれ聞いたところ、平均は、近居している人では理想2.32人・実際1.77人(図1)、近居していない人では理想2.20人・実際1.69人と、近居している人の方が理想・実際の人数ともに多く、同機構では「近居している人の方が、出産・子育てにおいて親の支援を受けやすいと感じているととらえられる」と見ている。
また、子育てと仕事の両立において、どのような点を課題・悩みと感じているかを複数回答で聞いたところ、最も多いのは「疲れている時に子どもを怒ったり、感情的にしかってしまう」(全体83.5%、近居81.8%、非近居85.1%)で、次いで「家事が十分に行き届かないこと」(同78.6%、77.8%、79.3%)、「子どもと一緒に過ごす時間をつくること」(同75.6%、75.6%、75.6%)、「子どもとのコミュニケーション時間をとること」(同74.2%、71.3%、77.1%)、「子どもが急病になった時に仕事を休む・早退するなどの調整が必要なこと」(同74.0%、69.1%、78.9%)の順となった。
※(独)都市再生機構 「働くママに聞く 子育てと仕事の両立に関する調査」より抜粋して作成
仕事と子育てを両立することを考えた時に今の働き方を変えようと思うかを、単一回答で聞いたところ、全体では「現在の形態・勤務時間のまま続けていきたい」が最も多く、70.4%を占めた。また、「現在の形態・勤務時間のまま続けていきたい」と回答した人の割合は、近居している人(73.3%)の方が、近居していない人(67.6%)よりも高かった(図2)。
子育てと仕事を両立するために夫に期待しているサポートや、実際にどのようなサポートを受けているかを複数回答で聞いたところ、期待しているサポートで最も多いのは「子どもと遊んでくれる」(全体68.5%、近居69%、非近居68%)で、次いで「家事をサポートしてくれる」(同61.4%、63%、60%)、「子どもをお風呂に入れてくれる」(同61.3%、61%、61%)の順となった。期待と実際の値が最も乖離していたのは「家事をサポートしてくれる」で、実際にサポートを受けていると回答したのは39.7%(近居41%、非近居38%)だった。
※(独)都市再生機構 「働くママに聞く 子育てと仕事の両立に関する調査」