トップ>不動産トピックス>一戸建て注文住宅の建築費が前年度より増加、平均3,310万円に
(一社)住宅生産団体連合会(以下、住団連)はこのほど、「2014年度戸建注文住宅の顧客実態調査」を行い、調査結果の要約および考察を発表した。平成12年度から毎年1回実施しており、今年で15回目。調査対象エリアは、三大都市圏(東京圏、名古屋圏、大阪圏)と地方都市圏(札幌市、仙台市、静岡市、広島市、福岡市)で、調査票への記入は住宅メーカーの営業担当者が行い、4,345件の有効回答を基に顧客実態を分析したもの。
一戸建て注文住宅の世帯主の平均年齢は42.0歳で、前年度(平成25年度)の42.3歳から0.3歳低下した(表)。年齢分布で見ると、「例年どおり30歳代の割合が高くなって」おり、「30~34歳」は20.1%、「35~39歳」は20.4%を占めた。「ここ数年、微増傾向が続く40~44歳は、今年度も増加し16.2%」となり、前年度減少に転じた60歳代(9.6%)は今年度も減少し、1割を下回った。
建て替え※1や買い替えなどの土地取得の状況を見ると、「建て替え」は前年度の32.7%から29.6%に減少した一方、「土地購入・新築」※2は46.8%から50.1%に増加した。「買い替え」「土地購入・新築」「新たに借地・新築」を合わせた「更地に新築」は57.1%で、前年度の52.7%から増加する結果となった。
※1 「建て替え」は「従前居住地の古家を解体して新築」
※2 「土地購入・新築」は「新たに購入した土地に新築」

※(一社)住宅生産団体連合会 「2014年度戸建注文住宅の顧客実態調査」より抜粋
世帯年収は前年度の平均843万円から増加し、平均851万円となった。建築費は平均3,310万円と、前年度の平均3,244万円から増加した。なお、平均建築費単価の推移を見ると、平成24年度までは減少傾向だったが(図)、前年度は24.7万円/㎡に増加。今年度も引き続き増加し、25.6万円/㎡となった。
土地代を加えた住宅取得費は平均4,554万円(前年度4,368万円)と増加し、借入金も平均3,540万円(同3,293万円)に増加した。この結果、住宅取得費の年収倍率は6.12倍(同5.87倍)に、借入金の年収倍率は4.16倍(同3.91倍)に、それぞれ増加する結果となった。
延床面積が前年度の131㎡から129㎡に減少していることから、住団連では、「世帯年収が増えたものの、建築費の高騰で住宅取得費も増加しており、そのため主に借入金を増やすことで対処しており、さらに住宅の規模を縮小して調整している状況が読み取れる」としている。
住宅取得資金における「贈与あり」の割合は、昨年度の20.2%から増加し21.5%となった。贈与ありと回答した人の贈与額は平均1,054万円で、昨年度の1,121万円から減少した。

※(一社)住宅生産団体連合会 「2014年度戸建注文住宅の顧客実態調査」