トップ>不動産トピックス>平成25年のマンション化率、全国平均11.94%。8.4世帯に1世帯がマンション住まい
(株)東京カンテイはこのたび、「都道府県・主要都市の“マンション化率”2013」を発表した。平成25年の全国行政区別のマンション普及率を調査したもので、「マンション化率」とは、各自治体の総世帯数に占める分譲マンション戸数の割合を示す。
調査によると、平成25年における全国の世帯数5,459万4,744戸に対し、マンションのストック数は651万7,051戸(表1)。マンション化率は全国平均で11.94%(前年11.80%)となり、8.4世帯に1世帯がマンション住まいであることが分かった。
圏域別に見ると、首都圏は21.09%(同20.86%)、近畿圏は15.40%(同15.23%)、中部圏は7.71%(同7.69%)。いずれもマンション化率は上昇したが、圏域ごとの伸びには違いが見られる結果となった。
都道府県別に見ると、最もマンション化率が高いのは東京都(25.90%、前年25.52%)で、次いで神奈川県(同22.17%、21.94%)、大阪府(同18.20%、17.94%)の順。20%を超えるのは、東京都と神奈川県のみだった。第4位の兵庫県(同18.04%、17.93%)と大阪府との差は広がっており、「近畿圏でも大阪府へのマンション集中が顕著」と同社では見ている。

※(株)東京カンテイ 「都道府県・主要都市の“マンション化率”2013」より抜粋
三大都市圏と地方政令市を対象として、行政区別にマンション化率を見ると、最も高いのは千代田区(83.69%)で(表2)、2年連続で最高値を更新した。次いで、中央区(78.46%)、港区(74.04%)の順となり、上位3位の「都心3区はいずれも70%以上という非常に高いマンション化率」となった。9位の神戸市中央区(51.47%)は、初めて50%を突破した。

※(株)東京カンテイ 「都道府県・主要都市の“マンション化率”2013」より抜粋