トップ>不動産トピックス>首都圏中古マンションの成約件数は10ヶ月連続、中古一戸建ての成約件数は6ヶ月連続で増加
(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)はこのたび、「2013(平成25)年06月度 月例マーケットウオッチ」を発表した。首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の中古マンション、中古一戸建て、新築一戸建て、土地について、平成25年6月末時点の成約、新規登録、在庫の状況を価格帯や地域ごとにまとめたもの。この中から、中古マンション、中古一戸建ての中古住宅市場について紹介しよう。
平成25年6月の首都圏中古マンションの成約件数は3,149件(前年同月比17.9%増)で、24年9月から10ヶ月連続で前年同月を上回った。なかでも25年2月から6月まで直近の5ヶ月は、前年同月比で連続して2ケタ台の高い増加率となり(表1)、市場の活性化を示している。
平均成約価格は、25年1月から6ヶ月連続で前年同月を上回っており、直近の6月は2,574万円(前年同月比6.9%増)。平均成約㎡単価も、成約価格と同様に1月から6ヶ月連続で前年同月を上回り、6月は39.97万円(前年同月比5.9%増)となっている。
一方、レインズへの新規登録件数は、24年12月から7ヶ月連続して前年同月を下回り、なかでも25年2月から5ヶ月連続して2ケタ台の減少。在庫状況も5ヶ月連続して減少という状況になっている。
→ レインズについては、当サイト「不動産基礎知識:指定流通機構(レインズ)とは」 を参照
※(公財)東日本不動産流通機構 「2013(平成25)年06月度 月例マーケットウオッチ」より抜粋
中古一戸建ての成約件数を見ると、25年1月から6ヶ月連続で前年同月を上回り、6月は1,119件(前年同月比6.0%増)となった(表2)。前年同月からの増加率は、1月14.6%増、2月10.3%増、3月7.5%増、4月17.8%増、5月12.9%増、6月6.0%増と、高い水準で推移し、中古マンション同様、市場の活性化が見られる。
平均成約価格については、6月は2,908万円(前年同月比1.5%増)となったが、中古マンションほどの増加傾向は見られない。
一方、レインズへの新規登録件数は、24年12月から7ヶ月連続して前年同月を下回っている。在庫状況も5ヶ月連続して減少という状況になっている。
※(公財)東日本不動産流通機構 「2013(平成25)年06月度 月例マーケットウオッチ」より抜粋