トップ住まいのトラブル相談室住まい探し体験談借りる前に部屋のサイズチェックが不十分で失敗!



マンションの外観が素敵で、以前から気になっていた物件があり、不動産会社に空きが出たら連絡してほしいとお願いしていました。部屋の中は見たことがなかったのですが、インターネットで調べて大体の様子はわかっていました。カウンターキッチンだし、部屋全体が白で統一されていて、窓も大きくて明るい感じ。デザインがとにかく格好いいんです。
2ヶ月前に空きが出たと連絡をもらい、すぐに契約。ようやく入居できることになった憧れの物件なので、部屋のイメージに合ったカーテンにしようと、窓のサイズを測ってみると、いろいろな不都合が発覚! 大きな窓は天井まであり、とても既成のカーテンでは合いそうにありません。サイズがバラバラな小窓もいっぱいあり、結局すべてオーダーすることに。カーテンだけで相当な出費になってしまいました。家具や家電まで買い換える余裕はなかったので、手持ちのもので済ますつもりだったので、運び込んでみると、ソファが想定していた場所に収まらず無駄なスペースが。冷蔵庫も置き場所に収めてみると、扉の開きが逆。料理をするたびに不便を感じています。
ずっと空きを待っていた物件だったので、部屋の中をよく見ないで契約してしまったのを反省しています。やっぱりデザインだけじゃなく、実際の住み心地がどうなるかを考えておかなければいけなかったんですね。カーテンで予想外にお金を使ってしまったので、家具や家電はこのまま我慢の生活です。お金を貯めて徐々に買い揃えていこうと思います。
大阪府・平野さん(仮名)会社員
家族構成/夫(会社員・31歳)、妻本人(派遣・30歳)、子ども(1歳)

どんなにインターネットで調べたり図面を見ても、自分の目で実際に確認する前に契約するのはNG。物件見学や契約前の下見の際も漠然と部屋を見ているだけでは、デザインや内装・設備ばかりに目を奪われ、肝心の住み心地をイメージすることはできません。今回のケースのように、間取り図など平面ではチェックしきれないことは、たくさんあります。柱や梁があって手持ちの家具が置けなかった、意外と段差が多くつまずきやすかった、キッチンの収納棚に手が届かなかった、ドアの開きによってデッドスペースが生まれることがわかった……。確認すべきことは数多くありますが、事前にどう生活したいのか自分なりの条件を決めチェックリストを作りメジャー片手に、ひとつずつ確認していくことを心がけましょう。
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