トップ>不動産トピックス>2022年の既存(中古)マンション年間平均価格、三大都市圏全てで上昇
2023年2月8日
(株)東京カンテイはこのたび、「『中古マンション70㎡価格推移』2022年(年間版)」を発表した。同社のデータベースに登録された既存(中古)マンションの70㎡換算価格について、三大都市圏別に2013~2022年の推移をまとめたもの。
2022年の既存(中古)マンション価格(年間平均)を三大都市圏別に見ると、首都圏は4,716万円(前年(2021年)比13.2%上昇)、近畿圏は2,816万円(同8.0%上昇)、中部圏は2,214万円(同6.5%上昇)で(図1)、三大都市圏全てで上昇し、「全国的に既存(中古)マンション価格の上昇加速」となった。
首都圏では2年連続で二桁上昇となり、同社では「価格高騰が先行していた東京都に加えて割安感が強い周辺3県でニーズの高まりを受けたことも影響した」と見ている。近畿圏や中部圏でも「価格上昇の動きが周辺エリアに波及」しているが、「基本的には中心エリアである大阪府や愛知県が圏域平均をけん引している状況が続いている」という。
都府県別に見ると、東京都は6,301万円(同9.8%上昇)で、上昇率はやや鈍化したが、神奈川県は3,520万円(同13.0%上昇)、埼玉県は2,904万円(同14.9%上昇)、千葉県は2,569万円(同12.1%上昇)と「周辺3県では軒並み10%を超える高い上昇率」となった。 大阪府は3,047万円(同8.0%上昇)、愛知県は2,347万円(同6.7%上昇)だった。
出典:(株)東京カンテイ 「『中古マンション70㎡価格推移』2022年(年間版)」
首都圏を主要都市別に見ると、東京23区は6,842万円(前年比8.0%上昇)となり(図2)、同社では「年末にかけて1億円超えとなった都心部では投資ニーズも高く、東京23区の平均価格をけん引している」と見ている。
近畿圏では、大阪市が3,862万円(同6.7%上昇)で(図3)、「上昇率は東京23区や名古屋市を下回った」が、2年連続で6%台の上昇率となった。
中部圏では、名古屋市が2,705万円(同8.4%上昇)となり、「高い上昇率を記録」する結果となった。
出典:(株)東京カンテイ 「『中古マンション70㎡価格推移』2022年(年間版)」
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