トップ>不動産トピックス>住みたい家は「一戸建て(持ち家)」、住宅ローン借入形態は「単独ローン」が最多
2023年1月11日
カーディフ生命保険(株)はこのたび、「第4回 生活価値観・住まいに関する意識調査」の結果を発表した。2022年9月8日~13日に、全国の20~59歳の男女を対象としてインターネット調査を実施し、2,000人(男性1,015人、女性985人)の有効回答を得たもの。
住みたいと思う家を聞いたところ、最多は「一戸建て(持ち家)」(59.9%)で、次いで「マンション・アパート(賃貸)」(19.4%)、「マンション(持ち家)」(16.4%)の順となった。
また、住宅購入意向を持つ469人に、住宅検討場所を単一回答で聞いたところ、全体では「都心派」が48.6%、「郊外派」が51.4%となった(図1)。年代別に見ると、「郊外派」は、30代では54.9%、40代では57.0%と、他の年代より多い結果となった。「30代は『安価で広い住宅を購入できるから』(37%)、40代は『時間に縛られず、のんびりした生活を送りたいから』(31%)が郊外を選ぶ最大の理由」だという。
出典:カーディフ生命保険(株) 「第4回 生活価値観・住まいに関する意識調査」
住宅ローン利用者357人に、住宅ローンの借入形態を単一回答で聞いたところ、最多は「単独ローン※1」(74.5%)で(図2)、次いで「連帯保証※2」(12.3%)、「連帯債務※3」(9.8%)、「ペアローン※4」(2.8%)の順となった。年代別に見ると、「第1次住宅購入層の中核である30代では『単独ローン』は62%にとどまり、『連帯保証』や『連帯債務』、『ペアローン』による夫婦やパートナーなどとの収入合算が38%(昨年(2021年)比4.8ポイント増)に」なったといい、同社では「物件価格の上昇や、ダブルインカム世帯の増加などを背景に、『単独ローン』以外の利用者が若年層を中心に増加していることが推察される」としている。
住宅購入経験者431人に、「住宅購入時にやっておけばよかった」と思うことを複数回答で聞いたところ、最多は「団信の特約を付ければよかった」(38.7%)で、4年連続でトップだった。次いで「住宅ローンを比較すればよかった」(13.5%)、「立地条件を検討すればよかった」(8.4%)の順となった。
※1 単独ローン:1人でローンを契約。
※2 連帯保証:夫婦などの収入を合算して1つのローンを契約。債務者の返済が滞ると連帯保証人に返済義務が発生する。
※3 連帯債務:夫婦などの収入を合算して1つのローンを契約。2人が返済義務を負う。
※4 ペアローン:2人がそれぞれローンを契約。
出典:カーディフ生命保険(株) 「第4回 生活価値観・住まいに関する意識調査」
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