トップ>不動産トピックス>子育てのために重視した住まいの条件、「部屋数」が最多
2022年12月7日
アットホーム(株)はこのたび、「子どものための住まい探しに関する調査」の結果を発表した。2022年8月9~12日に、2017年1月以降、第一子が15歳になるまでの間に引っ越しをした全国の22~58歳の408人を対象として、インターネット調査を実施したもの。
子育てのために重視した住まいの条件を複数回答で聞いたところ、「部屋数」(49.3%)が最も多く(表)、次いで「立地の利便性」(37.7%)、「日当たり」(34.8%)の順となった。同社では、「子ども部屋や書斎、寝室などそれぞれのプライベート空間の確保が求められるようだ」としている。
また、子育てのために重視した住まいの設備(複数回答)は、「モニタ付インターホン」(33.1%)が最も多く、次いで「豊富な収納スペース」(31.1%)、「駐車場」(29.9%)の順となった。
子育てをする上で、物件から2km以内に必ずあってほしいものを、3つまでの複数回答で聞いたところ、「小学校」(61.5%)が最も多く、次いで「病院」(43.1%)、「スーパーマーケット」(38.2%)の順となった。「特に『病院』『スーパーマーケット』『公園』は未就学児がいる人ほどニーズが高い傾向にあった」という。
出典:アットホーム(株) 「子どものための住まい探しに関する調査」
また、住むエリアの決定や住まい探しの基準について、影響したかどうかをそれぞれ単一回答で聞いたところ、「影響した」という回答は「周辺の治安状況」(39.2%)が最も多く(図1)、「特に小さい子どもがいる人ほど影響する傾向があった」という。次いで「周辺に幼稚園・保育園・学校などの教育機関があるかどうか」(33.8%)、「通わせたい学校があるか」(27.7%)の順となり、「教育に関する項目が上位」となった。
出典:アットホーム(株) 「子どものための住まい探しに関する調査」
子ども部屋があるかを単一回答で聞いたところ、「ある」が74.0%、「ない」が25.7%、「あえて作らなかった」が0.2%となり、子ども部屋が「ある」人が7割超を占めた。
また、子ども部屋があると回答した302人に、初めて子ども部屋を用意した時の第一子の年齢を自由回答で聞いたところ、「6~8歳」(36.1%)が最も多く(図2)、次いで「0~5歳」(28.5%)、「9~11歳」(18.2%)の順となった。子ども部屋を用意するのに理想の子どもの年齢(自由回答)も「6~8歳」(40.7%)が最も多く、同社では「小学校低学年ごろが適切と考える人が多いようだ」としている。
子ども部屋の広さは、「6.0~6.9畳」(56.0%)が最も多く、次いで「5.0~5.9畳」(17.2%)、「4.0~4.9畳」(9.6%)の順となり、平均は6.4畳だった。
出典:アットホーム(株) 「子どものための住まい探しに関する調査」