トップ>不動産トピックス>既存(中古)マンション取得世帯が既存(中古)にした理由、「リフォームによって快適に住める」が増加
2022年5月25日
国土交通省はこのたび、「令和3年度 住宅市場動向調査」の結果を発表した。
2020年度中(2020年4月~2021年3月)に住み替え、建て替え、リフォームを行った世帯※1を対象として、注文住宅、分譲住宅、既存(中古)住宅、民間賃貸住宅、リフォーム住宅に分けて、2021年9月1日~11月30日に調査を実施したもの。
2001年度から毎年度実施しており、今回は、新型コロナウイルス感染症拡大後の状況を初めて把握した調査となる。
※1 注文住宅、既存(中古)住宅は全国、分譲住宅、民間賃貸住宅、リフォーム住宅は三大都市圏(首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、中京圏(岐阜県、愛知県、三重県)、近畿圏(京都府、大阪府、兵庫県))が対象
住宅の選択理由を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは、注文住宅では「信頼できる住宅メーカー/不動産業者だったから」(46.4%)、分譲一戸建てでは「一戸建てだから」(61.1%)、分譲マンションでは「住宅の立地環境が良かったから」(69.6%)、既存(中古)一戸建てでは「価格が適切だったから」(61.7%)、既存(中古)マンションでは「住宅の立地環境が良かったから」(66.2%)、民間賃貸住宅(一戸建てのみ)では「住宅の立地環境が良かったから」(52.7%)だった。
既存(中古)住宅について見ると、「住宅のデザイン・広さ・設備等が良かったから」が既存(中古)一戸建てで35.9%(前年度(2020年度)29.2%)、既存(中古)マンションで38.4%(同30.2%)となり、「既存(中古)住宅取得世帯では『住宅のデザイン・広さ・設備等が良かったから』が前年度調査から増加」する結果となった。
既存(中古)マンション取得世帯に、既存(中古)住宅にした理由を複数回答で聞いたところ、「予算的にみて中古住宅が手頃だったから」(70.1%)が最も多く(図1)、次いで「新築住宅にこだわらなかったから」(41.2%)、「リフォームによって快適に住めると思ったから」(39.1%)、「外装、内装、水回り等がリフォームされており、きれいだったから」(29.2%)の順となった。「リフォームによって快適に住めると思ったから」と「外装、内装、水回り等がリフォームされており、きれいだったから」は、それぞれ前年度の29.8%、25.4%から増加した。
一方、分譲マンション取得世帯が既存(中古)住宅にしなかった理由は、「新築の方が気持ち良いから」(65.7%)、「リフォーム費用などで割高になる」(33.2%)、「給排水管などの設備の老朽化が懸念」(24.6%)、「隠れた不具合が心配だった」(23.6%)の順だったが、「隠れた不具合が心配だった」は前年度の24.5%から減少しており、「直近5年分の調査と比べても減少傾向にある」という。

出典:国土交通省 「令和3年度 住宅市場動向調査」
施工者・物件に関する情報収集方法を複数回答で聞いたところ、注文住宅では「住宅展示場で」(49.0%)、「インターネットで」「知人等の紹介で」(同率27.5%)の順だったが、分譲一戸建て、分譲マンション、既存(中古)一戸建て、既存(中古)マンション、民間賃貸住宅では「インターネットで」がそれぞれ53.0%、58.6%、47.2%、54.6%、50.1%で最も多かった。注文住宅、分譲一戸建て、分譲マンションでは、「インターネットで」が「5年間で大きく増加」しているという。リフォームでは「以前からつきあいのあった業者」(36.1%)が最も多かった。
住宅の選択理由となった設備等について、選択理由を複数回答で聞いたところ※2、注文住宅では「高気密・高断熱住宅だから」(63.1%)が最も多かった(図2)。一方、分譲一戸建て、分譲マンション、既存(中古)一戸建て、既存(中古)マンション、民間賃貸住宅では「間取り・部屋数が適当だから」がそれぞれ73.6%、77.6%、73.1%、78.9%、60.4%で最も多い結果となった。分譲一戸建てでは、「火災・地震・水害などへの安全性が高いから」が27.3%で(図3)、前年度(24.8%)から増加しており、「直近5年分の調査と比べても増加傾向」だという。
※2 注文住宅の調査地域は全国、その他住宅は三大都市圏での調査


出典:国土交通省 「令和3年度 住宅市場動向調査」