トップ>不動産トピックス>住宅ローン借り換え後の金利タイプ、「変動型」が引き続き増加
2021年10月27日
住宅金融支援機構はこのたび、「2020年度 住宅ローン借換えの実態調査結果」を発表した。現在、民間住宅ローンを借り入れており、2020年4月~2021年3月までに借り換え※をした全国の20~70歳未満(学生、無職は除く)を対象として、2021年4月26日~5月5日にインターネット調査を行い、1,000人の回答を得たもの。
※居住用の民間住宅ローンの借り換え(フラット35を含む)。住宅取得に伴う新規の住宅ローン、リフォームローン、土地のみのローン、アパートまたは投資用のローンを除く。
住宅ローンの金利タイプには、「変動型」「固定期間選択型」「全期間固定型」の3つがある。それぞれの金利タイプについて、詳しくは、当サイト「不動産基礎知識:買うときに知っておきたいこと:7-1 住宅ローンの種類」を参照のこと。
借り換え後の金利タイプは、「変動型」(50.2%、借り換え前40.8%)が最も多く、次いで「固定期間選択型」(同41.5%、45.0%)、「全期間固定型」(同8.3%、14.2%)の順となった。時系列で見ると、「変動型」と「固定期間選択型」は前回(2019年度)調査から引き続き増加し、「全期間固定型」は前回から引き続き減少した。
借り換えによる金利タイプの変化の組み合わせが全体に占める割合を見ると、最も多いのは「変動型→変動型」(全体の30.5%)で、次いで「固定期間選択型→固定期間選択型」(同28.9%)、「固定期間選択型→変動型」(同14.3%)の順となった。
借り換え後の金利タイプ別に、借り換え理由を複数回答で聞いたところ、全ての金利タイプで「(借り換えにより)金利が低くなるから」(「変動型」60.2%、「固定期間選択型」48.0%、「全期間固定型」50.6%)が最も多く(図1)、次いで「(借り換えにより)返済額が少なくなるから」(同36.3%、28.7%、31.3%)の順となった。また、「固定期間選択型」と「全期間固定型」で、「変動型」よりも多かったのは、「今後の金利上昇や毎月の返済額増加が不安になったから」(同9.4%、21.4%、19.3%)だった。

出典:住宅金融支援機構 「2020年度 住宅ローン借換えの実態調査結果」
借り換え後の金利タイプ別に、借り換えによる毎月の返済額の増減を単一回答で聞いたところ、「変動型」では「マイナス5,000円以下」(25.3%)、「固定期間選択型」では「マイナス5,000円超~マイナス10,000円以下」(19.4%)が最も多かった。「全期間固定型」では「マイナス5,000円以下」(26.7%)が最も多かったが、「増加した」も24.0%と2割を超えた。
借り換え後の金利タイプ別に、毎月返済額の減少分の使途を複数回答で聞いたところ、「生活費に充てた」(「変動型」50.3%、「固定期間選択型」34.1%、「全期間固定型」50.0%)や「教育資金に充てた」(同22.7%、21.5%、17.4%)が多かった(図2)。「全期間固定型」では、「貯蓄(住宅リフォーム資金以外)」も23.9%となった。
出典:住宅金融支援機構 「2020年度 住宅ローン借換えの実態調査結果」