トップ>不動産トピックス>コロナ禍で「広さ・間取り」を重視する傾向に。見直したい固定費トップは「携帯料金」
2021年1月20日
auじぶん銀行(株)はこのたび、「ビジネスパーソンの住宅事情に関するアンケート」の結果を発表した。2020年10月30日~11月4日に、全国の20代~40代のビジネスパーソン500人を対象としてインターネット調査を実施したもの。
現在の住宅に決めた際、何を意識したかを複数回答で聞いたところ、「駅からの距離の近さ」(62.2%)が最も多く6割を超え、次いで「広さ・間取り」(50.4%)、「家賃の安さや物件の価格」(46.2%)の順となった。一方、コロナ禍の影響を受けてリモートワークを経験して、もし今転居するとしたら住宅選びにあたって何を意識するかを複数回答で聞いたところ、「広さ・間取り」(52.0%)が最も多く(図1)、「コロナ禍を経て、住宅選びをする際の基準が変わっていることが分かる」結果となった。
現在住んでいる間取りを聞いたところ、「20代・30代では『1K』、40代では『3LDK』が最も多く、ライフステージに合わせて住環境を変えている様が見て取れる」という。次に、部屋の間取りの希望を、コロナ発生前とコロナ発生後のそれぞれで聞いたところ、「コロナ前に比べコロナ後は、コンパクトな『1K』を希望する人が減少」した。特に20代では、29.2%から17.3%へ大幅に減少する結果となった。同社では「総合的に、『1K』を希望する人は減っており、『1DK』を希望する人や『4LDK』を希望する人が増える結果」となり、「コロナ前よりコロナ発生後の方が、より多くの部屋数が求められるようになっているようだ」と見ている。
また、リモートワークを経て、部屋数を増やすとしたら、どういった用途の部屋が欲しいかを複数回答で聞いたところ、「仕事部屋」(48.6%)が最も多く、「趣味部屋」(16.6%)、「クローゼット」(13.6%)の順となった。
出典:auじぶん銀行(株) 「ビジネスパーソンの住宅事情に関するアンケート」
現在マンションに住んでいる370人に、コロナ禍を経て、一戸建てに転居したいと思うようになったかを単一回答で聞いたところ、約3人に1人(「コロナ禍前から思っていた」14.9%、「どちらかというとコロナ禍前から思っていた」11.9%、「コロナ禍を経て思うようになった」5.1%、「どちらかというとコロナ禍を経て思うようになった」1.4%)がマンションから一戸建てに転居したいと考えていることが分かった(図2)。また、現在一戸建てに住んでいる123人に、コロナ禍を経て、マンションに転居したいと思うようになったかを単一回答で聞いたところ、約4人に1人(同12.2%、6.5%、5.7%、1.6%)が一戸建てからマンションへ転居したいと考えていることが分かった。
全員に、コロナ禍を経て、見直したい固定費を複数回答で聞いたところ、「携帯料金」(30.6%)が最も多く、次いで「家賃」(29.4%)、「水道光熱費(基本料金)」(24.8%)の順となった。また、住宅ローンを契約するとしたら、重視するポイントは何だと考えるかを複数回答で聞いたところ、「金利が低い」(58.8%)が最も多く、次いで「事務手数料等の諸費用が安い」(25.6%)、「団体信用生命保険の保障内容」(14.0%)の順となった。
出典:auじぶん銀行(株) 「ビジネスパーソンの住宅事情に関するアンケート」