トップ>不動産トピックス>訪問した不動産会社数、1社が25%以上。インターネットで絞り込んでから訪問する傾向
2021年1月6日
アットホーム(株)はこのたび、「『住宅購入のプロセス&マインド』調査 2020年度版」を発表した。2020年7月16~17日に、過去2年以内(2018年6月以降)に自身の居住用として住宅を購入した全国の21~49歳の男女1,200人を対象としてインターネット調査を実施したもの。
購入した住宅の予算・購入価格を聞いたところ、平均購入価格は、新築マンションは4,186万円、既存(中古)マンションは3,368万円、新築一戸建ては3,699万円、既存(中古)一戸建ては2,494万円だった。「予算の平均金額と比べると、新築マンション・既存(中古)マンション・新築一戸建ては予算よりも購入価格が上回った」という。
現在の住まいを探した際に、最初から最後まで変わらずに重視した仕様・設備を複数回答で聞いたところ、新築マンションでは「宅配ロッカー」(36.5%)、既存(中古)マンションでは「追い焚き機能付きバス」(19.2%)、新築一戸建てでは「シューズインクローゼット・大きい靴箱」(29.2%)、既存(中古)一戸建てでは「追い焚き機能付きバス」(18.6%)が最も多かった(図1)。新築一戸建てでは、「ウォークインクローゼット」(23.6%)が3位となり、「収納に関する項目が上位に入る」結果となった。
出典:アットホーム(株) 「『住宅購入のプロセス&マインド』調査 2020年度版」
住宅を購入する際にインターネットで見た物件数を聞いたところ、新築マンション、既存(中古)マンション、既存(中古)一戸建てでは「6~10件」(新築マンション16.8%、既存(中古)マンション22.6%、既存(中古)一戸建て17.3%)が、新築一戸建てでは「0件」(20.0%)が最も多かった。
住宅を購入する際に問い合わせをした不動産会社数を聞いたところ、新築マンション、既存(中古)マンション、新築一戸建てでは「2社」(新築マンション24.4%、既存(中古)マンション26.9%、新築一戸建て23.2%)が、既存(中古)一戸建てでは「1社」(22.9%)が最も多かった。
住宅を購入する際に訪問した不動産会社数は、既存(中古)マンション、新築一戸建て、既存(中古)一戸建てでは「1社」(既存(中古)マンション33.3%、新築一戸建て28.6%、既存(中古)一戸建て30.1%)が、新築マンションでは「2社」(27.5%)が最も多く(図2)、全ての住宅タイプで「1社」が25%以上を占めた。同社では「インターネットで物件を絞り込んでから、不動産会社に問い合わせをし、訪問するようだ」と見ている。
有職者879人にテレワーク(在宅勤務・リモートワーク)を実施したことがあるかを単一回答で聞いたところ、「実施したことがある」は38.0%、「実施したことはないが今後実施する予定がある」は14.9%だった。また、テレワークを実施したことがある334人に、テレワークを実施して困ったこと・現在も困っていることを複数回答で聞いたところ、「プライベート空間と分離された仕事スペースが確保できない」(34.1%)が最も多く、次いで「仕事用のデスクや椅子がない」(33.8%)、「仕事をするために十分な広さが確保できない」(22.0%)の順となった。
出典:アットホーム(株) 「『住宅購入のプロセス&マインド』調査 2020年度版」