トップ>不動産トピックス>23%が「今の自宅をリフォームして住み続けたい」、リラックスできる空間への意識が高まる
2020年12月23日
TOTO(株)はこのたび、「コロナ禍における生活意識と行動に関する実態調査」の結果を発表した。緊急事態宣言解除後、コロナ第2波の渦中であった2020年8月28日~9月1日に、全国の20~79歳の男女(本人または配偶者の持ち家居住者)を対象として、インターネット調査を実施し、2,197件の有効回答を得たもの。
新型コロナウイルスの流行を経験し、今後の自宅をどのようにしたいと考えているかを単一回答で聞いたところ、「今の自宅をリフォームせずにそのまま住み続けたい」(51.8%)が過半数を占め、「今の自宅をリフォームして住み続けたい」(23.0%)も約4分の1を占めた。
「今の自宅をリフォームして住み続けたい」と回答した506人に、その理由を複数回答で聞いたところ、「快適に過ごしたいから」(41.3%)が最も多く、次いで「長く住み続けたいから」(38.5%)、「環境、立地や利便性を考えて」(33.6%)の順となった。自宅のそれぞれの場所へのリフォーム意向を5段階評価で聞いたところ、「高くなった」「やや高くなった」の合計は、「トイレの便器本体」(30.4%)が最も多く(図1)、次いで「システムバス・浴槽」(28.9%)、「システムキッチン・流し」(27.6%)の順となり、「“水まわり”のリフォーム意向が高くなった人が多い」結果となった。
また、新型コロナウイルスの流行を経験し、自宅の水まわりでどのような設備が欲しいかを複数回答で聞いたところ、キッチンでは「自動水栓」(42.7%)、洗面所では「自動水栓」(38.7%)、トイレでは「便器内の除菌機能のついたトイレ」(35.2%)、浴室では「節水機能のついたシャワー」(27.5%)が最も多く、「『自動』『除菌』『節水』に関する設備が上位」となった。
出典:TOTO(株) 「コロナ禍における生活意識と行動に関する実態調査」
新型コロナウイルスの流行を経験し、自宅に対してどのような意識を持ったかを複数回答で聞いたところ、「リラックスできる空間にしたい」(53.7%)が最も多く、次いで「安全・安心を確保できる空間にしたい」(49.5%)、「衛生的な空間にしたい」(48.9%)の順だった。また、自宅でどのようなことに困ったかを複数回答で聞いたところ、「光熱費がかかる」(22.8%)、「掃除が大変」(21.6%)、「衛生面が気になる」(20.0%)の順となった。
新型コロナウイルスの流行を経験し、自宅での行動はどのように変化したかを5段階評価で聞いたところ、「とても増えた」と「増えた」の合計は、「自宅で過ごす時間」(62.7%)が最も多く、次いで「家族で過ごす時間」(53.5%)、「テレビやビデオを見る」(48.2%)の順となった。また、自宅の“水まわり”での行動がどのように変化したかを5段階評価で聞いたところ、「『手洗いをする回数』(69.8%)など洗面所での行動が増えた人が多い」結果となった(図2)。
出典:TOTO(株) 「コロナ禍における生活意識と行動に関する実態調査」