トップ>不動産トピックス>2019年の既存(中古)マンション年間平均価格、首都圏では緩やかな上昇が継続
2020年2月12日
(株)東京カンテイはこのたび、「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格年別推移(19年・年間版)」を発表した。同社のデータベースに登録された既存(中古)マンションの70㎡換算価格について、三大都市圏別に2010~2019年の推移をまとめたもの。
2019年の既存(中古)マンション価格(年間平均)を三大都市圏別に見ると、首都圏は前年(2018年)比71万円・2.0%上昇の3,709万円(図1)、近畿圏は同142万円・6.5%上昇の2,330万円、中部圏は同121万円・6.7%上昇の1,938万円となり、三大都市圏全てで上昇した。
首都圏では「神奈川県や埼玉県では減速感も見られた」が、「けん引役の東京都で上昇度合いを再び強めたことから価格水準は押し上がった」といい、「緩やかな上昇継続」となった。近畿圏や中部圏では「主に大阪市や名古屋市の中心部で実需に加えて投資ニーズも高まっていることで価格上昇が続いており、圏域平均も大幅に上昇する結果となった」と同社では見ている。
都府県別に見ると、東京都は5,003万円(前年比2.4%上昇)と5,000万円を突破し、2013年(3,667万円)と比べると、1,336万円・36.4%の上昇となった。大阪府(2,537万円・前年比6.2%上昇)や愛知県(同2,106万円・7.4%上昇)でも大幅な上昇となった。
※(株)東京カンテイ 「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格年別推移(19年・年間版)」
首都圏を主要都市別に見ると、東京23区は5,566万円(前年比3.4%上昇)となり(図2)、7年連続での上昇となった。「直近にかけて頭打ち感が年々強まっていたが、新築供給の絞り込みや価格高騰を受けて都心立地の築浅物件を中心に購入ニーズを集めつつある」といい、「上昇率も再び拡大」する結果となった。
近畿圏では、大阪市が前年から259万円上昇し、3,272万円(同8.6%上昇)となった(図3)。「前年比の価格上昇幅が2年連続で東京23区を上回っており、好調な観光産業や投資マネーの流入などを背景に上昇スピードが一段と加速している」という。
中部圏では、名古屋市が2,410万円(同4.3%上昇)となった。同社では「中心部の再開発に伴って職住近接の新築マンションが相次いで供給され、これらの価格高騰による連れ高や堅調な実需・投資ニーズから上昇傾向が続いている」と見ている。
※(株)東京カンテイ 「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格年別推移(19年・年間版)」