トップ>不動産トピックス>ファイナンシャルプランナーの2019年度の買い時感、「どちらとも言えない」が増加
2019年5月29日
住宅金融支援機構はこのたび、「2019年度における住宅市場動向について」を発表した。2019年2~3月に、一般消費者(2019年4月から1年以内に住宅取得を検討している25~59歳の男女・有効回答数1,100件)、住宅事業者(有効回答数750件)、ファイナンシャルプランナー(有効回答数59件)それぞれに対して、今後の住宅市場に関するアンケート調査を実施し、結果を取りまとめたもの。
まず、住宅事業者に「2019年度の受注・販売等の見込み」を単一回答で聞いたところ、最も多かったのは、昨年度(2018年度)と比べて「増加する見込み」(48.4%)で(図1)、次いで「昨年度と同程度」(35.0%)、「減少する見込み」(16.6%)の順となった。「増加する見込み」の要因を複数回答(3つまで回答可・総数349件)で聞いたところ、最も多かったのは「消費税率引き上げ前の住宅取得ニーズがあるから」(58.7%)で、前回調査(2018年4月)と比べ、5.6ポイント低下した。次いで「マイナス金利政策の導入以降、依然として住宅ローン金利が低いから」(46.1%)が多く、3位の「すまい給付金、贈与税非課税措置(住宅取得等資金)、住宅ローン減税等があるから」(30.7%)は、前回の10.9%から19.8ポイント上昇した。「減少する見込み」の要因(3つまで複数回答可・総数121件)は、「消費税率引き上げを見越したエンドユーザーの様子見傾向」(51.2%)が最も多かった。
一般消費者に対して「これから1年以内(2019年4月~2020年3月)は住宅の買い時だと思うか」を単一回答で聞いたところ、昨年度と比べて「買い時」(53.4%)が最も多かったが(図1)、「どちらとも言えない」も38.1%を占めた。「買い時」だと思う理由(3つまで複数回答可・総数587件)は、「消費税率引き上げ前の住宅取得ニーズがあるから」(80.4%)が最も多く、次いで「マイナス金利政策の導入以降、依然として住宅ローン金利が低いから」(43.4%)、「今後住宅ローン金利が上がると思うから」(26.6%)の順となった。
また、ファイナンシャルプランナーに対して、2019年度の住宅の買い時感を単一回答で聞いたところ、昨年度と比べて「買い時」は45.8%で(図1)、「どちらとも言えない」は42.4%、「買い時ではない」は11.9%となった。「どちらとも言えない」は前回(27.4%)から15.0ポイント上昇し、「買い時感はやや中立的」という結果に。「買い時」だと思う要因(3つまで複数回答可・総数27件)は、「マイナス金利政策の導入以降、依然として住宅ローン金利が低いから」(88.9%)が最も多く、次いで多かった「すまい給付金、贈与税非課税措置(住宅取得等資金)、住宅ローン減税等があるから」(66.7%)は、前回(15.0%)から51.7ポイント上昇した。3位の「消費税率引き上げ前の住宅取得ニーズがあるから」(29.6%)は、前回(62.5%)から32.9ポイント低下した。

※住宅金融支援機構 「2019年度における住宅市場動向について」
住宅事業者に対し、今後重点的に取り組む事項(3つまで複数回答可)を聞いたところ、最も多かったのは「建物の性能」(56.5%)で、次いで「土地の仕入れ」(46.0%)、「住宅プランの提案力」(32.3%)の順だった。一般消費者の、住宅事業者選びで重視するポイント(3つまで複数回答可)も、「建物の性能」(59.4%)が最も多く、次いで「住宅の立地」(48.1%)、「デザイン」(39.7%)の順となった。
また、今後の重点的取り組み事項として「建物の性能」を選択した住宅事業者に、「建物の性能」で重視する事項(3つまで複数回答可・総数416件)を聞くと、「省エネルギー性」(89.2%)が最も多く(図2)、次いで「耐震性」(69.7%)、「高耐久性」(54.8%)の順だった。これに対し、住宅事業者選びで重視するポイントとして「建物の性能」を選択した一般消費者にも「建物の性能」で重視するポイント(3つまで複数回答可・総数653件)を聞いたところ、最も多いのは「高耐久性」(75.7%)で(図2)、次いで「耐震性」(68.0%)、「省エネルギー性」(40.9%)の順となった。

※住宅金融支援機構 「2019年度における住宅市場動向について」