トップ>不動産トピックス>マンションの選択理由、「住宅の立地環境が良かったから」が4年連続で増加
2019年5月15日
国土交通省はこのたび、「平成30年度 住宅市場動向調査報告書」を公表した。今後の住宅政策の企画立案の基礎資料とすることを目的として、2001年度から毎年度実施しているもの。
調査の対象は、2017年度中(2017年4月~2018年3月)に住み替え・建て替え・リフォームを行った世帯で、2018年9月22日~12月28日にアンケート調査を実施し、注文住宅867件、既存(中古)住宅1,176件、分譲住宅652件、民間賃貸住宅614件、リフォーム住宅635件の有効回答を得た。
現在居住している住宅を選択した理由を複数回答で聞いたところ、分譲マンション、既存(中古)マンションでは「住宅の立地環境が良かったから」が最も多く、それぞれ72.3%、60.5%となった(図1)。分譲マンションでは、「『住宅の立地環境が良かったから』は、過去4年間継続的に増加している」という。
なお、注文住宅では「信頼できる住宅メーカーだったから」(50.7%)、分譲一戸建て住宅では「一戸建てだから」(54.1%)、既存(中古)一戸建て住宅では「価格が適切だったから」(59.7%)が最も多かった。
注文住宅、分譲一戸建て住宅、分譲マンションを取得した世帯が既存(中古)住宅を選ばなかった理由(複数回答)は、「新築の方が気持ち良いから」(注文住宅61.5%、分譲一戸建て住宅66.8%、分譲マンション60.6%)が最も多かった。一方、既存(中古)一戸建て住宅、既存(中古)マンションを取得した世帯が既存(中古)住宅にした理由(複数回答)は、「予算的にみて既存(中古)住宅が手頃だったから」(既存(中古)一戸建て66.6%、既存(中古)マンション70.6%)が最も多かった。

※国土交通省 「平成30年度 住宅市場動向調査報告書」
購入資金の平均は、注文住宅(土地を購入・新築)で3,971万円(図2)、建て替え住宅で3,491万円、分譲一戸建て住宅で3,933万円、分譲マンションで4,577万円、既存(中古)一戸建て住宅で2,814万円、既存(中古)マンションで2,819万円となり、「注文住宅を除き、増加傾向」だという。また、2014年度調査と比べると、「既存(中古)マンションの購入資金は、31.7%増(年収の3.32倍→3.94倍)、分譲マンションの購入資金は、25.9%増(年収の5.24倍→5.45倍)となっている」という。
なお、リフォーム資金は平均241万円だった。
1世帯当たりの平均居住人数は、注文住宅で3.4人、分譲一戸建て住宅で3.4人、分譲マンションで3.0人、既存(中古)一戸建て住宅で3.5人、既存(中古)マンションで2.8人、民間賃貸住宅で2.2人、リフォーム住宅で3.1人となった。

※国土交通省 「平成30年度 住宅市場動向調査報告書」