トップ>不動産トピックス>中高年の2割が「もっとコンパクトな家に住みたい」
積水化学工業(株)住宅カンパニーの調査研究機関である(株)住環境研究所はこのたび、「中高年の生活・住まいに関する意識調査」の結果を発表した。平成30年9月に全国の50代以上の既婚男女を対象としてインターネット調査を実施し、1,180人の有効回答を得たもの。今回の調査では、中高年の家族価値観・生活価値観について、平成12年の調査※と比較し時系列変化等を捉え、今後の住行動トレンドを探った。
※平成12年8月に、総合住宅展示場に来場した全国の50代以上の既婚男女を対象として郵送によるアンケート調査を実施し、545人の有効回答を得たもの
夫婦に関する意識を調べるため、【A】「夫婦といえども一人の時間がほしい、それでこそ仲良く暮らせる」と、【B】「会話があってこそ分かり合える、共有の時間を多く持ちたい」の、どちらの考えに近いかを単一回答で聞いたところ、「夫婦といえども一人の時間がほしい」が51%(「ほとんど【A】の意見」13%、「【A】に近い」38%)となり(図1)、平成12年調査の39%(同14%、25%)と比べて増加した。「共有の時間を多く持ちたい」は16%(「ほとんど【B】の意見」4%、「【B】に近い」12%)だった。
また、現在働いている人(50代196人、60代219人、70代以上77人)に対し、何歳まで仕事を続けるかを単一回答で聞いたところ、50代では、「60代まで仕事を続ける」が75%で、そのうち「65~69歳まで仕事を続ける」が49%だった。60代では、「70代まで仕事を続ける」が51%、70代以上では「80代以上まで仕事を続ける」が53%(「80代まで仕事を続ける」48%、「90歳以上まで仕事を続ける」5%)を占め、「いずれの年代でも半数以上の人があと10年近く働きたいと考えていることがわかる」結果となった。

※(株)住環境研究所 「中高年の生活・住まいに関する意識調査」
住まいの広さに関する意識を調べるため、【A】「今の家は大きすぎる、もっとコンパクトな家に住みたい」と、【B】「今の家は狭すぎる、もっと広い家に住みたい」の、どちらの考えに近いかを単一回答で聞いたところ、「コンパクトな家に住みたい」は20%(「ほとんど【A】の意見」6%、「【A】に近い」14%)、「広い家に住みたい」は16%(「ほとんど【B】の意見」4%、「【B】に近い」12%)となり(図2)、「住まいを縮小する希望が多いことがわかる」結果となった。なお、「どちらともいえない」は64%だった。住居形態別に見ると、「特に持ち家一戸建て層では住まいの縮小希望が多い傾向にあった」という。
同研究所では、「今後は、子世帯の住まいとの距離にしばられず、元気な中高齢期を過ごすため、好きな場所への『住み替え』、また、子どもの巣立った一戸建て住宅の『減築』や今の住まいよりも小さく建て直す『縮小建て替え』が増加するのではないかと推測される」と見ている。

※(株)住環境研究所 「中高年の生活・住まいに関する意識調査」