トップ>不動産トピックス>約8割が「冬、家の中で寒さを感じる」と回答。寒い場所は非居室、朝のリビングも
積水化学工業(株)はこのたび、「『家庭内寒暖格差』に関するアンケート調査」の結果を発表した。同社の調査研究機関である(株)住環境研究所と共同で、平成29年10月30日~11月2日に、10~70代の男女を対象としてインターネット調査を実施し、500人の有効回答を得たもの。
冬、家の中にいるにもかかわらず、寒いと感じることがあるかを単一回答で聞いたところ、「よくある」が38%、「たまにある」が43%を占め、合計で「81%もの人が、家の中で寒さを感じている」ことが分かった。
家の中で寒さを感じていると回答した407人に、具体的に、家の中で寒さを感じやすい場所を複数回答で聞くと、最も多いのは「トイレ」(55%)で、次いで「脱衣所(洗面所)」(53%)、「玄関」(53%)、「廊下」(47%)の順となり、「一般的に暖房のない『非居室』が上位」となったが、暖房設置率が高い「リビング・ダイニング(居間)」も34%だった。冬、暖房器具のあるリビング(居間)で寒さを感じる時間帯(単一回答)は、「4時~7時まで」(34%)の朝の時間帯が最も多かった(図1)。
※積水化学工業(株) 「『家庭内寒暖格差』を調査」
家族の中で最も寒い思いをしているのは、「子ども」「パパ」「ママ」「おじいちゃん」「おばあちゃん」のうち誰だと思うかを単一回答で聞いたところ、「ママ」が44%と圧倒的に多かった(図2)。「『ママ』たちにもその自覚があるようで、『あなたは、他の家族よりも寒い思いをすることが多いと思いますか?』という質問では、『ママ』の7割以上が『そう思う』と答えている」という。「他の家族よりも寒い思いをすることが多いと思う」と回答したママ64人に、寒いと感じる場面(自由回答※2)を聞くと、「朝食・お弁当をつくっているとき」(15人)が最も多く、次いで「授乳・ミルクづくりをしているとき」(5人)、「洗濯をしているとき」(5人)の順となり、同社では「他の家族がいない朝や深夜に、1人寒い思いをしているというママが多いようだ」と見ている。
※2 回答内のキーワードを集計
※積水化学工業(株) 「『家庭内寒暖格差』を調査」