トップ>不動産トピックス>世界の都市総合力ランキングトップはロンドン、東京は3位を維持
(一財)森記念財団 都市戦略研究所はこのたび、「世界の都市総合力ランキング『Global Power City Index』2017年版」を発表した。世界の主要44都市を対象として、都市の総合力を評価・順位付けしたもので、今回で10回目。都市の力を表す6分野(「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」)について、70の指標に基づき評価を行った。
平成29年の総合ランキングのトップはロンドン(1,560.1ポイント)で(図)、6年連続で1位となった。2位はニューヨーク(1,386.3ポイント)で、前年(平成28年)に初めてトップ3に入った東京は、1,354.7ポイントで3位だった。東京は、「上位2都市であるロンドン、ニューヨークと比べてやや弱かった『交通・アクセス』や『文化・交流』の分野での評価を高め、2位のニューヨークとのスコア差を縮めた」ことにより、4位のパリ(1,282.1ポイント)との差が拡大した。

※(一財)森記念財団 都市戦略研究所 「世界の都市総合力ランキング『Global Power City Index』2017年版」より抜粋
東京について詳しく見ると、「文化・交流」分野では、「『海外からの訪問者数』や『美術館・博物館数』などの『集客施設』の増加」により、前年の5位から4位へと上昇した(表)。また、「交通・アクセス」分野では、「昨年まで『国際線旅客数』としていた指標を『国内・国際線旅客数』へ変更したことによるスコア増や、『国際線直行便就航都市数』や『通勤・通学の利便性』においてスコアをあげたこと」などにより、前年の11位から6位へ上昇した。
一方、「経済」分野では、「上位都市と比べて『GDP成長率』が低いことや、為替変動(円安)が影響したこと」により、前年の1位から4位へ順位を落とす結果となった。また、「居住」分野では、「新たに追加した『社会の自由度・公正さ・平等さ』、『メンタルヘルス水準』の指標で評価を伸ばせなかった」ため、前年の6位から下落し14位となった。
同社では、「東京がさらに総合力を高めて世界一の都市になるためには、『経済』および『交通・アクセス』分野における弱みを克服しつつ、『文化・交流』分野のスコアを大幅に高めていく必要がある」としている。

※(一財)森記念財団 都市戦略研究所 「世界の都市総合力ランキング『Global Power City Index』2017年版」より抜粋