トップ>不動産トピックス>4人家族が幸せに暮らせると思う住まいの広さは何㎡?駅から何分?
アットホーム(株)はこのたび、「“4人家族が幸せに暮らすために必要な住まいの条件”調査」の結果を発表した。1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で、10代の子ども2人、自分、配偶者の計4人で同居している、30~50代の既婚男女を対象として、平成29年7月18~20日にインターネット調査を実施し、628人(男女314人ずつ)の有効回答を得たもの。
4人家族が幸せに暮らすために最低限必要だと思う自宅の「間取り」を聞いたところ、最も多いのは「4LDK」(40.8%)で、次いで「3LDK」(33.6%)、「2LDK」(6.5%)の順となった。「家の広さ(延べ床面積)」を自由回答で聞いたところ、平均は89.0㎡だった。分布を見ると、最も多いのは「80㎡以上100㎡未満」(28.9%)で3割にのぼり、次いで「100㎡以上120㎡未満」(22.1%)、「60㎡以上80㎡未満」(21.2%)の順となった。また、「リビングの広さ(畳数)」を自由回答で聞いたところ、平均は12.2畳で、最も多いのは「10畳以上15畳未満」(47.8%)、次いで「5畳以上10畳未満」(21.4%)、「15畳以上20畳未満」(20.0%)の順だった。
「自宅から最寄り駅までの距離(徒歩)」について、最低限(長くても)何分までなら4人家族が幸せに暮らせると思うかを自由回答で聞いたところ、平均は18.4分だった。分布を見ると「15分以上20分未満」(29.9%)が最多で、次いで「10分以上15分未満」(23.7%)、「20分以上25分未満」(20.7%)の順だった。「通勤時間(片道)」については、平均は57.1分で(図1)、分布を見ると「60分以上80分未満」(43.8%)が最も多かった。「通勤時間(片道)」の平均は、男性は63.5分、女性は50.7分と差が出ており、「男性の方が通勤時間が長くても幸せに暮らせると考えているようだ」と同社では見ている。
※アットホーム(株) 「“4人家族が幸せに暮らすために必要な住まいの条件”調査」
4人家族が幸せに暮らすために最低限必要だと思う1日の「子どもとの会話時間」を自由回答で聞いたところ、平均は68.7分だった(図2)。分布を見ると「60分以上90分未満」(40.4%)が最も多く、次いで「30分以上60分未満」(25.3%)、「120分以上150分未満」(13.2%)の順。男性平均は50.2分、女性平均は87.2分と差があり、同社では「女性の方が大幅に長い時間で子どもとの会話が必要だと考えているようだ」と見ている。また、1日の「夫婦の会話時間」(自由回答)は、平均53.8分(男性平均49.3分、女性平均58.2分)で、分布は「60分以上90分未満」(41.6%)、「30分以上60分未満」(29.8%)、「30分未満」(16.1%)の順に多かった。
4人家族が幸せに暮らすために、最低でも「父親・母親・子どもがやるべきだと思う家事」を複数回答で聞いたところ、「父親がやるべき家事」では「ゴミ出し」(61.5%)、「母親がやるべき家事」では「料理をする」(85.4%)、「子どもがやるべき家事」では「自分の食後の食器を流しに運ぶ」(67.2%)が最も多い結果となった。
※アットホーム(株) 「“4人家族が幸せに暮らすために必要な住まいの条件”調査」