トップ>不動産トピックス>「リノベーション」を認知している人の割合は約97%、関心があるのは約52%
(株)リクルート住まいカンパニーはこのたび、「『住宅購入・建築検討者』調査(2016年度)」の結果を発表した。首都圏(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)、東海(愛知県、岐阜県、三重県)、関西(大阪府、京都府、兵庫県)、札幌市、仙台市、広島市、福岡市に在住で、住宅の購入・建築、リフォーム検討意向のある20~69歳の男女※1を対象として、平成28年9月13~27日にスクリーニング調査を、平成28年11月11~22日に本調査を実施し1,265件※2の有効回答を得たもの。
※1 住宅の購入・建築、リフォームのタイミングだと感じていて、過去3ヶ月以内に住宅の購入・建築、リフォームについての何らかの行動をしており、検討に関与している人(契約者は除く)
※2 ウェイトバック後の有効回答数は164万1,798件
購入・建築を検討している住宅の種別を複数回答で聞いたところ、最も多いのは注文住宅(60.7%)で、以降は、新築分譲一戸建て(36.0%)、新築分譲マンション(35.7%)、中古マンション(25.0%)、中古一戸建て(24.6%)、持ち家リフォーム(14.4%)の順となった。
一戸建てとマンションのどちらを希望するかを単一回答で聞いたところ、一戸建ては63.8%(「ぜったい一戸建て」26.0%、「どちらかといえば一戸建て」37.8%)で、マンションは22.8%(「ぜったいマンション」6.5%、「どちらかといえばマンション」16.3%)だった。エリア別に見ると、東海(一戸建て73.3%、マンション12.5%)や広島市(同73.2%、21.5%)は、一戸建て派が約73%と特に多く、札幌市(同62.2%、29.6%)、首都圏(同59.9%、27.7%)、福岡市(同44.0%、40.5%)は、他エリアと比べてマンション派が多くなる傾向が見られた。
新築と中古のどちらを希望するかを単一回答で聞いたところ、新築は76.7%(「ぜったい新築」27.9%、「どちらかといえば新築」48.9%)、中古は7.3%(「ぜったい中古」0.9%、「どちらかといえば中古」6.4%)となった(図1)。前年(平成27年)と比べると、「『ぜったい新築』、『どちらかといえば新築』ともに微減している」という。エリア別に見ると、東海(新築81.4%、中古7.1%)、関西(同80.3%、5.3%)、広島市(同81.6%、8.6%)では新築派が8割超と特に多く、札幌市(同67.3%、18.1%)、仙台市(同76.9%、11.6%)では、他エリアより中古派が特に多い結果となった。
※(株)リクルート住まいカンパニー 「『住宅購入・建築検討者』調査(2016年度)」より抜粋
「リノベーション」という言葉や内容を知っているか・関心があるかを単一回答で聞いたところ、全体の認知度※3は96.9%だった(図2)。関心度(「『リノベーション』という言葉も内容も知っていて、関心がある」と回答した人の割合)は52.1%で、「4年前の約1.8倍に」なったという。エリア別に見ると、認知度は福岡市(100.0%)で最も高く、次いで仙台市(98.0%)、首都圏(97.4%)の順となった。また、関心度も福岡市(60.5%)が最も高かった。
「DIY」という言葉や内容を知っているか・関心があるかを単一回答で聞いたところ、全体の認知度※4は96.5%(前年94.6%)で、「2年続けての上昇」となった。エリア別に見ても「大きな差異はない」という。全体の関心度(「『DIY』という言葉も内容も知っていて、関心がある」と回答した人の割合)は55.1%だった。
自分でやったことがあるDIYの経験について複数回答で聞いたところ、「蛇口やシャワーヘッドを交換した」(34.3%)が最も多く、次いで「壁紙を貼る・ペイントした」(28.3%)、「壁に棚を取り付けた」(27.8%)の順となった。
※3 「『リノベーション』という言葉も内容も知っていて、関心がある」「『リノベーション』という言葉も内容も知っているが、関心はない」「『リノベーション』という言葉は聞いたことがあるが、内容は知らない」の合計
※4 「『DIY』という言葉も内容も知っていて、関心がある」「『DIY』という言葉も内容も知っているが、関心はない」「『DIY』という言葉は聞いたことがあるが、内容は知らない」の合計
※(株)リクルート住まいカンパニー 「『住宅購入・建築検討者』調査(2016年度)」より抜粋