トップ>不動産トピックス>非常時に確保したい生活水は「飲料水」、準備している防災グッズは「懐中電灯・ランタン」が最多
(株)LIXIL住宅研究所はこのたび、「『非常時の水確保』『大規模災害時の共助』に関する調査報告」を発表した。平成28年7月22~8月1日に全国の既婚女性2,000人(20代・30代・40代・50代・60代それぞれ400人ずつ)を対象として実施した「非常時の水確保に関する調査」と、平成28年8月1~8日に全国の一戸建て(持ち家)に住む既婚女性500人(20代・30代・40代・50代・60代それぞれ100人ずつ)を対象として実施した「大規模災害時の共助に関する調査」の結果をとりまとめたもの。
「非常時の水確保に関する調査」において、電気・ガス・水道のライフラインの中で最も重要と思えるものを単一回答で聞いたところ、「水道」(57.6%)が最も多く、次いで「電気」(37.8%)、「ガス」(2.1%)の順となった。
断水や水の供給不足の場合でも最低限確保したいと思える生活水(複数回答・3つまで回答可)では、最も多いのは「飲料水」(82.6%)で、次いで「トイレの排水用水」(67.5%)、「料理用水」(44.7%)の順だった。
断水や水の供給不足に備えて水を確保するために行っていることを複数回答で聞いたところ、最も多いのは「保存水を用意している」(35.7%)で(表1)、「空のペットボトルを保管している」(17.2%)、「普段から浴槽に水を溜めるようにしている」(16.0%)などが上位となったが、一方で「何も行っていない」との回答も38.6%にのぼった。
また、災害や水不足で水道水が十分に供給されない場合、自宅で取り組む必要があると思う節水方法を複数回答で聞いたところ、「洗顔や歯磨きの際に水を流しっぱなしにしない」(58.7%)が最も多く、次いで「入浴時、シャワーはこまめに止めるようにする」(53.7%)、「入浴後の残り湯を、洗濯用水やトイレの排水用水に利用する」(52.4%)の順となった。

※(株)LIXIL住宅研究所 「『非常時の水確保』『大規模災害時の共助』に関する調査報告」より抜粋
「大規模災害時の共助に関する調査」において、住まいで準備している防災グッズを複数回答で聞いたところ、最も多いのは「懐中電灯・ランタン」(60.8%)で、次いで「飲用の水」(46.4%)、「携帯ラジオ」(40.6%)、「保存食・非常食」(40.0%)、「ウェットティッシュ」(37.4%)の順となった。
電気・ガス・水道のすべてのライフラインが途絶え公的な支援もない場合、2~3日間、支障なく生活できると思うかを単一回答で聞いたところ、「生活できると思う」と回答した人の割合は38.0%(「支障なく生活できると思う」4.8%、「多少の支障はあるが生活できると思う」33.2%)で、その根拠(自由回答)としては、「飲料や非常食の準備、キャンプ用品があること」が多く挙がったという。
大規模災害の発生直後、住まい近くの人同士での協力は必要だと思うかを単一回答で聞いたところ、「必要だ」との回答は93.8%(「とても必要である」53.4%、「必要である」40.4%)にのぼった。「必要だ」と回答した469人に、どのような協力が必要だと思うかを複数回答で聞いたところ、最も多いのは「生存確認の実施」(72.5%)で(表2)、次いで「家屋に閉じ込められた人の救出(警察・消防への通報含む)」(71.9%)、「飲料水や食料の分配」(69.9%)の順となった。
また、大規模災害の発生直後、ライフラインや食料、プライバシーが確保でき、近所の数世帯が利用できるような一次避難所があれば安心だと思うかを単一回答で聞いたところ、「安心である」との回答は87.2%(「とても安心だと思う」44.0%、「安心だと思う」43.2%)となり、同研究所では「多くの人が一次避難所を希望していることが分かった」としている。

※(株)LIXIL住宅研究所 「『非常時の水確保』『大規模災害時の共助』に関する調査報告」より抜粋