トップ>不動産トピックス>一戸建て修繕費は平均556万円、修繕費を積み立てた経験がある人は1割弱
アットホーム(株)はこのたび、「新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く『一戸建て修繕の実態』調査」の結果を発表した。全国の、木造の新築一戸建てを購入して30年以上住んでいる50~70代の男女495人(50代59人、60代265人、70代171人)を対象として、平成28年7月8~10日にインターネット調査を実施したもの。
これまでに自宅修繕にかけた費用の総額を聞いたところ、平均は556万円で(表1)、築年数は平均35.8年だった。築年数別に見ると、築30~34年では平均495万円、築35~39年では平均583万円、築40~44年では平均602万円、築45~49年では平均608万円と、築年数が古いほど修繕費がかかっていることが分かった。築年数別に費用の分布を見ると、最も多いのは、築30~34年では「300~399万円」(15.2%)、築35~39年では「200~299万円」「500~599万円」(同率14.0%)、築40~44年では「500~599万円」(20.0%)だった。同社では「ボリュームゾーンは築年数が古いほど高い金額になっているが、いずれもかなり分散しており、各建物や家庭事情などで個体差があるようだ」と見ている。
※アットホーム(株) 「新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く『一戸建て修繕の実態』調査」
自宅の各場所について、これまでに修繕した回数や修繕費の合計金額、1回目に修繕した時の自宅の築年数を聞いたところ、修繕した割合が最も多かったのは「外壁」(修繕経験者の割合84.4%)で(表2)、次いで「給湯器」(同83.2%)、「トイレ」(76.0%)、「お風呂」(76.0%)の順となった。
自宅の修繕費を毎月積み立てていたことがあるかを聞いたところ、「はい」と回答した人はわずか9.9%で、毎月積み立てていた人の毎月の積み立て額は平均1万6,288円、積み立てた総額は平均361万円だった。
自宅が雨漏りしたことがある人の割合は44.6%と4割以上。自宅がシロアリの被害にあったことがある人は24.6%だった。 木造一戸建ての寿命は何年くらいだと思うかと聞いたところ、平均は56.9年だった。最も割合が多かったのは「50~59年」(50.3%)で、次いで「60~69年」(12.5%)、「100年以上」(9.9%)の順となった。
※アットホーム(株) 「新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く『一戸建て修繕の実態』調査」
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