トップ>不動産トピックス>約6割は「湿気によるジメジメ」が気になるが、自分の湿気対策への満足度は約2割
(株)LIXILはこのたび、「20代~60代の女性500人に聞く、室内の湿気に関する意識と実態調査」の結果を発表した。全国の20代~60代の女性500人(各年代100人ずつ・一戸建て269人、マンション231人)を対象として、平成28年4月26~27日にインターネット調査を実施したもの。
梅雨や夏場に、家や家のなかのことで気になることを複数回答で聞いたところ、最も多いのは「湿気によるジメジメ」(全体59.8%、一戸建て55.8%、マンション64.5%)で約6割に上った。次いで「洗濯ものが乾きにくい」(同48.6%、44.6%、53.2%)、「カビ」(同44.0%、38.3%、50.6%)の順となり、同社では「室内の湿気対策が大きな課題となっている」と指摘している。住居別に見ると、「一戸建てよりもマンションの方が、湿気を気にする度合いが総じて高め」だった。
室内で湿気が気になる部屋や場所(複数回答)は、「浴室」(76.8%)が最も多く(図1)、次いで「クローゼット・押入れ」(44.4%)、「台所・キッチン」(43.6%)の順だった。また、何らかの湿気対策をしている場所(複数回答)は「浴室」(61.0%)、「クローゼット・押入れ」(34.0%)、「靴箱・シューズクローゼット」(25.2%)の順で、1年中湿気対策をしている場所(複数回答)も「浴室」(53.8%)、「クローゼット・押入れ」(24.2%)、「靴箱・シューズクローゼット」(14.6%)の順となった。同社では、「『気になる』人より『何らかの湿気対策をしている』人の方が少なく、気になっているからといって湿気対策をしているわけではないようだ」と見ている。
※(株)LIXIL 「20代~60代の女性500人に聞く、室内の湿気に関する意識と実態調査」より抜粋
場所別に湿気対策で行っていることを複数回答で聞いたところ、「室内で湿気が気になる部屋や場所」でトップだった浴室(305人)では「換気扇」(88.5%)がほとんどだが、台所・キッチン(118人)では「換気扇」(71.2%)に加え、「エアコン」(23.7%)、「除湿剤」(23.7%)も利用していることが分かった。収納スペースについて見ると、クローゼット・押入れ(170人)では「除湿剤」(80.6%)がほとんどだが、靴箱・シューズクローゼット(126人)では「除湿剤」(69.8%)に加え、「竹炭や新聞紙」(42.1%)も利用する人が多かった。
自分自身が行っている湿気対策に満足しているかを単一回答で聞いたところ、全体では「満足している」は23.6%(「満足している」1.8%、「やや満足している」21.8%)と、満足度は約2割(図2)。一方、不満度は34.8%(「満足していない」8.6%、「あまり満足していない」26.2%)だった。住居別に見ると、一戸建てでは満足度が25.3%(「満足している」2.2%、「やや満足している」23.0%)、不満度が31.6%(「満足していない」7.4%、「あまり満足していない」24.2%)、マンションでは満足度が21.6%(「満足している」1.3%、「やや満足している」20.3%)、不満度が38.5%(「満足していない」10.0%、「あまり満足していない」28.6%)となり、マンション居住者の方が満足度は低く、不満度は高い結果となった。
※(株)LIXIL 「20代~60代の女性500人に聞く、室内の湿気に関する意識と実態調査」