トップ>不動産トピックス>首都圏の中古マンション、中古一戸建てともに、成約件数が過去最高に
(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)はこのたび、「首都圏不動産流通市場の動向(2013年度)」を発表した。同機構に登録された不動産物件のうち、首都圏(東京都区部、東京都多摩地域、埼玉県、千葉県、横浜市・川崎市、神奈川県その他)における平成25年4月~平成26年3月の不動産流通市場の動向をまとめたもの。
平成25年度の首都圏における中古マンションの成約件数は3万6,762件(前年度比13.3%増)で、2年連続で過去最高を更新した。エリア別に見ても、すべてのエリアで前年度を上回り、神奈川県以外では2ケタ増となった(表1)。
成約物件の㎡単価は、首都圏平均40.58万円(同5.7%上昇)で、3年ぶりの上昇となった。成約件数と同様にすべてのエリアで上昇したが、特に、東京都区部は前年度比7.3%と大きく上昇した。
成約物件価格は首都圏平均2,614万円(同3.9%上昇)で、3年ぶりの上昇。エリア別に見てもすべてのエリアで上昇となった。
成約物件の平均専有面積は64.42㎡(同1.7%縮小)で、平均築年数は19.42年(前年度は19.01年)だった。
※(公財)東日本不動産流通機構 「首都圏不動産流通市場の動向(2013年度)」
平成25年度の首都圏における中古一戸建ての成約件数は1万2,123件(同3.1%増)で、3年連続で前年度を上回り、平成15年度(1万1,939件)以来、過去最高となった。エリア別に見ると、横浜・川崎エリアを除くすべてのエリアで増加した(表2)。
成約物件価格は、首都圏平均2,920万円(同0.2%下落)と、ほぼ横ばいで、平成23年度以降は2,900万円台で推移している。
成約物件の平均土地面積は148.11㎡(同0.8%縮小)、平均建物面積は105.08㎡(同0.9%縮小)で、ともに縮小した。平均築年数は20.17年(前年度は19.87年)で、初めて20年台となった。
新築一戸建て住宅の成約件数は4,903件(同2.0%減)で、4年ぶりに前年度を下回った。成約物件価格は首都圏平均で3,451万円(同1.2%上昇)となり、6年ぶりに前年度を上回った。成約物件の平均土地面積は111.90㎡(同0.2%拡大)、平均建物面積は96.29㎡(同1.2%拡大)で、ともに拡大した。
土地(100~200㎡)の成約件数は5,306件(同3.1%減)で、3年ぶりに前年度を下回った。成約物件の㎡単価は首都圏平均19.70万円(同0.9%上昇)と、6年ぶりに前年度を上回った。成約物件価格は首都圏平均2,827万円(同1.4%上昇)で、㎡単価と同様、6年ぶりに前年度を上回った。
※(公財)東日本不動産流通機構 「首都圏不動産流通市場の動向(2013年度)」