トップ>不動産トピックス>「不動産は買い時だと思う」は6割強、7割弱が「東京五輪により価格が上がる」と回答
野村不動産アーバンネット(株)はこのたび、「住宅購入に関する意識調査(第6回)」の結果を発表した。不動産情報サイト「ノムコム」の会員を対象に、平成26年1月7~13日にインターネット上でアンケートを実施し、1,710人の有効回答を得たもの。
今、不動産は買い時だと思うかを聞いたところ、「買い時だと思う」は62.4%(「買い時だと思う」17.4%、「どちらかと言えば買い時だと思う」45.0%)で、前回調査(平成25年7月実施)の63.3%(同15.9%、47.4%)よりわずかに減少したものの、「買い時だと思う」単独では1.5ポイントの増加となり、「『買い時』感は高い水準で推移している」ことが分かった。
買い時だと思う理由(複数回答・3つまで回答可)は「住宅ローンの金利が低水準」(55.9%)が最多だった(図1)。前回調査と比べ、「住宅ローンの金利が低水準」と「物件価格が上がると思われる」の順位が上昇したのが特徴。前回調査で最多だった「住宅ローンの金利が上がると思われる」(前回53.5%)は19.5ポイント減少し、今回は4位となった。
今後、不動産の価格はどうなると思うかを聞いたところ、前回に比べ、「上がると思う」(今回48.7%、前回44.8%)が3.9ポイント増加した。「上がると思う理由については、『アベノミクス効果』に加え『東京オリンピック効果』に期待する意見が目立った」という。
また、住宅ローン金利は今後どうなると思うかを聞いたところ、「金利は上がると思う」(同54.0%、68.4%)が前回より14.4ポイント減少したものの、過半数を占めた。一方、「ほとんど変わらないと思う(現在の低金利が続く)」(同31.6%、18.6%)は、13.0ポイント増加する結果となった。
※野村不動産アーバンネット(株) 「住宅購入に関する意識調査(第6回)」
平成32年に東京五輪が開催されることにより、不動産価格はどのような影響を受けると思うかを聞いたところ、「不動産価格を押し上げる効果がある」が68.1%となった(図2)。東京のインフラ整備や再開発計画の中で、注目している計画を複数回答で聞いたところ、最も多いのは「東京五輪開催に向けた臨海部の大型開発(競技場整備、選手村整備など)」(34.3%)で、次いで「成田空港・羽田空港との『都心直結線』計画」(29.0%)、「リニア中央新幹線の整備」(27.7%)の順だった。
※野村不動産アーバンネット(株) 「住宅購入に関する意識調査(第6回)」