トップ>不動産トピックス>平成25年7~9月の首都圏中古マンション成約件数、8期連続で前年同期を上回る
(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)はこのたび、「首都圏不動産流通市場の動向(2013年7~9月)」を発表した。同機構に登録された不動産物件のうち、首都圏(東京都区部、東京都多摩地域、埼玉県、千葉県、横浜市・川崎市、神奈川県その他)における平成25年7~9月の不動産流通市場の動向をまとめたもの。
平成25年7~9月の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同期比11.9%増の8,338件で、3期連続で2ケタ台の増加となり、また、8期連続で前年同期を上回った。エリア別に見ても、全てのエリアで前年同期を上回る結果となった(表1)。
成約物件の㎡単価は、首都圏平均で40.11万円(前年同期比5.9%増、前期比0.7%増)となり、前期比で見ると4期連続での増加。成約物件価格は首都圏平均で2,598万円(同4.2%増、1.2%増)で、前期より増加した。成約物件の平均専有面積は64.76㎡で、前年同期より1.6%縮小、前期より0.4%拡大する結果となった。平均築年数は19.52年で、「古い物件にシフトしている」という。
※(公財)東日本不動産流通機構 「首都圏不動産流通市場の動向(2013年7~9月)」
中古一戸建ての成約件数は、前年同期比5.2%増の2,972件で、9期連続で前年同期を上回った。エリア別に見ると、東京都多摩地域を除く全てのエリアで前年同期を上回っている(表2)。
成約物件価格は、首都圏平均で2,924万円(前年同期比1.1%上昇、前期比0.6%上昇)となり、前期と比べてほぼ横ばいとなった。成約物件の土地面積は、首都圏平均で149.05㎡となり、前年同期より3.7%、前期より2.5%の縮小。平均建物面積は106.08㎡(同0.7%縮小、0.4%拡大)だった。平均築年数は20.13年で、中古マンション同様、「古い物件にシフト」している。
新築一戸建ての成約件数は前年同期比11.2%増の1,329件で、7期連続で前年同期を上回った。成約物件価格は首都圏平均3,398万円(同0.1%増、1.9%減)で、成約物件の土地面積は首都圏平均111.09㎡(同1.9%縮小、1.7%拡大)、建物面積は95.74㎡(同1.0%拡大、0.2%拡大)となった。
土地(100~200㎡)の成約件数は前年同期比2.6%増の1,392件で、9期連続で前年同期を上回った。成約物件の㎡単価は首都圏平均19.34万円(同1.7%増、4.7%減)で、前期比では4期ぶりに減少。成約物件価格は首都圏平均2,765万円(同2.2%増、5.4%減)で、㎡単価同様、前期比では4期ぶりの減少となった。
※(公財)東日本不動産流通機構 「首都圏不動産流通市場の動向(2013年7~9月)」