トップ>不動産トピックス>一戸建て注文住宅の建て替え率が増加、建築費は昨年度から減少し平均3,054万円に
(一社)住宅生産団体連合会(以下、住団連)はこのほど、「2012年度戸建注文住宅の顧客実態調査」を行い、調査結果の要約および考察を発表した。平成12年度から毎年1回実施しており、今年で13回目。調査対象エリアは、三大都市圏(東京圏、名古屋圏、大阪圏)と地方都市圏(札幌市、仙台市、静岡市、広島市、福岡市)で、調査票への記入は住宅メーカーの営業担当者が行い、4,502件の有効回答を基に顧客実態を分析したもの。
一戸建て注文住宅の世帯主の平均年齢は42.1歳で、昨年度(平成23年度)の41.2歳から0.9歳上昇した(表)。年齢分布で見ると、最も多いのは「35~39歳」(22.0%)で、次いで「30~34歳」(19.7%)、「40~44歳」(14.8%)の順。「例年どおり30歳代の割合が高くなっている」が、昨年度22.5%に低下した「35~39歳」は今年度も低下し、昨年度9.3%に上昇した「60歳代」は、今年度は10.8%と1割を超えた。
建て替え※1や買い替えの状況を見ると、「建て替え」は昨年度の30.7%から32.9%に増加した(図)。「買い替え」も5.7%から6.6%に増加した一方、「土地購入・新築」※2は47.8%から46.1%に低下。「買い替え」、「土地購入・新築」、「新たに借地・新築」を合わせた「更地に新築」は53.2%で、昨年度の54.1%より低下する結果となった。
建て替えにおける従前住宅の平均築年数は、平成21年度から34.0年、34.3年、36.4年と増加傾向が続いていたが、今年度は昨年度と同じ36.4年だった。
※1 「建て替え」は「従前居住地の古家を解体して新築」
※2 「土地購入・新築」は「新たに購入した土地に新築」
世帯年収を見ると、昨年度は平均817万円で、平成22年度の平均807万円からわずかに増加したが、今年度は平均810万円となり、減少する結果となった。
また、建築費は平均3,054万円で、昨年度の平均3,119万円から減少。土地代を加えた住宅取得費も昨年度の平均4,285万円から減少し、平均4,188万円となった。
その結果、住宅取得費の年収倍率は5.9倍となり、昨年度の6.1倍より若干低下した。一方、年々上昇していた借入金に対する年収倍率は4.01倍で、ここ3年は横ばい傾向。なお、借入金ありと回答した人の借入金額は平均3,246万円で昨年度より減少した。
住宅取得資金における「贈与あり」の割合は、昨年度の18.7%から低下し17.9%となったが、贈与ありと回答した人の贈与額は、平均1,253万円で昨年度の1,185万円より増加した。


※(一社)住宅生産団体連合会 「2012年度戸建注文住宅の顧客実態調査」