トップ>不動産トピックス>「一生賃貸派」と「持ち家派」、年収に大差なし
アットホーム(株)はこのたび、「20~40代子持ちサラリーマンの『一生賃貸派と持ち家派』の意識調査」を発表した。
首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の既婚で子どもがいる20~40代サラリーマンで、「今後、一生涯賃貸物件にぜひ住み続けたい/どちらかというと住み続けたい」という「一生賃貸派」300人と、「現在持ち家に住んでいる」という「持ち家派」300人の計600人を対象として、平成25年7月19~22日にインターネットによるアンケート調査を行ったもの。なお、家賃・住宅ローンを現在払っている人の平均額は、家賃が9万3,930円(299人)、住宅ローンが月額9万4,028円(253人)だった。
個人年収と世帯年収を聞いたところ、「一生賃貸派」(有効回答295人)は、個人年収が平均655万円で世帯年収が平均753万円。「持ち家派」(同299人)は、個人年収が平均671万円で世帯年収が平均772万円となり、「一生賃貸派」と「持ち家派」では「『収入』にそれほど大きな差がない」ことがわかった。
「一生賃貸派」に、一生賃貸に住みたい理由を自由回答で聞いたところ、最も多かったのは「住み替えやすい」(46人)で、次いで「災害やローン等のリスクが少ない」(34人)、「気楽/購入は面倒」(31人)の順。一方、「持ち家派」に、持ち家がいいと思う理由を自由回答で聞いたところ、最も多かったのは「資産になる」(62人)で、次いで「自由にできる」(61人)、「所有する安心感」(52人)の順となった。
将来、住み替え/買い替えをする予定があるかを聞いたところ、「一生賃貸派」では46.0%が「ある」と回答、「持ち家派」(18.0%)の2倍以上を占めた。また、今後、転勤の可能性があるかを聞いたところ、「ある」と回答したのは「一生賃貸派」では50.7%、「持ち家派」では37.7%だったことから、同社では「『転勤』も一生賃貸派の大きな要因になっていると考えられる」と見ている。
「一生賃貸に住み続けたいと思ったきっかけ」(一生賃貸派)は、「転勤」(21.7%)が最多で(図1)、2位は「特になし」(13.7%)だった。「持ち家を買おうと決断したきっかけ」(持ち家派)は、「子どもがうまれる・うまれた」(35.3%)が最も多く、次いで「結婚」(16.7%)、「昔からの夢」(15.7%)の順となり、同社は「一生賃貸派よりも比較的明確なきっかけがあるようだ」と指摘している。

※アットホーム(株) 「20~40代子持ちサラリーマンの『一生賃貸派と持ち家派』の意識調査」
賃貸に住み続けることと、持ち家を買うことは、どちらが得だと思うかを聞いたところ、「一生賃貸派」では「賃貸の方が得」が77.0%、「持ち家派」では「持ち家の方が得」が88.0%を占めた。また、将来、家賃/住宅ローンが払えなくなるかもしれないという不安があるかを聞いたところ、「不安がある」との回答は「一生賃貸派」で40.7%、「持ち家派」で41.0%となり、双方とも「それぞれが得だと考えてはいるものの、4割以上は支払いに対する不安もあるようだ」。
「一生賃貸派」「持ち家派」という考え方はこれからもずっと変わらないと思うかを聞いたところ、「ずっと変わらない」との回答は、「一生賃貸派」では29.7%だったが、「持ち家派」では70.3%と7割を占めた(図2)。「一生賃貸派」では、「収入が増えたら変わる」(一生賃貸派24.0%、持ち家派3.0%)、「年を取ったら変わる」(同22.7%、9.7%)との回答が「持ち家派」より多く、同社では「収入や年齢等に変化があったときは、持ち家派に変わる可能性が高いようだ」と分析している。

※アットホーム(株) 「20~40代子持ちサラリーマンの『一生賃貸派と持ち家派』の意識調査」