トップ>不動産トピックス>分譲マンションの平均賃料、首都圏・近畿圏で前年より下落。中部圏では底ばい推移に
(株)東京カンテイはこのたび、「『分譲マンション賃料推移』2012年(年間版)」を発表した。なお、分譲マンション賃料とは、新築物件として分譲されたマンションのうち、住戸の所有者が賃貸用として貸しているマンションの賃料をいう。
首都圏における平成24年の年間平均賃料は、前年(平成23年)の2,588円/㎡から3.7%下落し、2,493円/㎡となった(図1)。同社では、「平成21年まで上昇基調で推移していたが、その後は景気悪化によってピークアウトし、さらに賃料水準の高い東京都での事例シェア縮小により下落率が拡大した」と見ている。都県別に見ると、東京都では2,915円/㎡(前年比1.9%減)で、「平成20年を直近のピークに毎年下落しているが下落率自体は年々縮小している」。周辺3県については、神奈川県では2,036円/㎡(同0.2%増)、埼玉県では1,605円/㎡(同1.5%減)、千葉県では1,517円/㎡(同4.4%減)となり、「賃料水準は比較的安定した水準を維持し、安定推移している」。
また、主要都市について見てみると、東京23区では3,016円/㎡(同1.5%減)で、「平成21年以降下落が続いているものの下げ幅は縮小し、3,000円/㎡台を維持している」。横浜市では2,173円/㎡(同0.1%増)、さいたま市では1,763円/㎡(同1.7%減)と、平成19年以前よりも高い水準で推移しており、千葉市では1,487円/㎡(同3.9%減)となった。

※(株)東京カンテイ 「『分譲マンション賃料推移』2012年(年間版)」より抜粋して作成
近畿圏の年間平均賃料は、前年の1,729円/㎡から1.6%下落し1,702円/㎡となった(図2)。同社によると、「平成22年以降も築浅物件の増加に伴って一段高で推移していたが、それらも一巡しわずかに下落した」という。主要都市別に見ると、大阪市では1,953円/㎡(前年比0.7%減)。神戸市では1,742円/㎡で、前年から4.9%下落と、「比較的大きな下落」となった。
中部圏の年間平均賃料は、前年の1,494円/㎡からほぼ変わらず、1,493円/㎡となり、同社によると「下落基調から底ばい推移に移行している」。主要都市別に見ると、名古屋市では前年から0.4%下落の1,592円/㎡。「平成22年に3.6%下落したが、平成23年以降は下落率が縮小して安定推移している」。

※(株)東京カンテイ 「『分譲マンション賃料推移』2012年(年間版)」より抜粋して作成