トップ>不動産トピックス>スマートハウスの認知率は87.3%に増加、スマートハウス化の追加許容コストは240万円台
(株)リクルート住まいカンパニーはこのたび、「2012年注文住宅動向・トレンド調査」の結果を発表した。注文住宅の建築者や検討者(建築予定者)の意識・行動を把握するため、平成24年9月15~18日に全国でインターネット調査を行い、1年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)の建築をした建築者2,015人および、今後2年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)の購入を検討している検討者2,006人の有効回答を得たもの。前回調査は平成23年9月22~30日に実施し、建築者1,615人、検討者1,000人の有効回答を得た。
家づくりの建築費用について聞いたところ、平均※1は2,588万円(図1)で、頭金は平均854万円だった。親からの贈与額は平均333万円だったが、最も多い回答は「0円」で57.5%を占めている。
建築での重視条件を複数回答で聞いたところ、建築者で最も多かったのは「耐震性に優れている」(59.1%)で、次いで「断熱性・気密性に優れている」(47.3%)、「間取り・プランが良い」(41.8%)の順となった。検討者では、「耐震性に優れている」(72.1%)、「間取り・プランが良い」(51.1%)、「断熱性・気密性に優れている」(50.0%)の順となり、同社では建築者・検討者ともに「重視条件は『耐震性』が突出」していると見ている。
2世帯以上の多世帯住宅を検討している人の割合は、検討者では22.9%(2世帯19.3%、3世帯以上3.6%)で、前回調査時の25.1%(同20.3%、4.8%)から減少した。多世帯住宅を検討する理由を複数回答で聞いたところ、最も多いのは「親の老後のことを考えたから」で51.5%を占めた。
※1:平均額はいずれも0円を含んだ額

※(株)リクルート住まいカンパニー 「2012年注文住宅動向・トレンド調査」
スマートハウス※2の認知率は87.3%(「名前だけは知っている」58.7%、「内容まで知っている」28.5%)で、前回調査時の41.1%(同29.6%、11.5%)から大幅に増加した。
スマートハウスを認知している検討者1,742人に対し、導入検討・実施状況を単一回答で聞いたところ、「導入を決めた」との回答は3.2%だったが、「検討している、または検討しようと思っている」は48.9%を占め、導入を決めた人と導入意向のある人の合計は52.0%と、前回調査時の42.8%(「導入を決めた」2.4%、「検討している、または検討しようと思っている」40.4%)から増加している。
スマートハウス化のための追加許容コストを聞いたところ、実際にスマートハウスを建築した181人では、許容した額は平均244万円だった。スマートハウスの導入を「検討している、または検討しようと思っている」851人では、許容できる額は平均240万円で、いずれも240万円台となった。
一方、スマートハウスを建築した人の満足度は91.2%(「大変満足している」42.0%、「満足している」49.2%)で、満足している理由は「経済的なメリットを感じられるようになったから」が最も多く、73.9%を占めた(図2)。
※2:スマートハウスに関する設問においては、調査対象者に、「スマートハウスは、下記4点の組み合わせにより構成される」との定義を記載
1.省エネ(省エネ等級4またはトップランナー基準または次世代省エネ基準をクリアしていること)
2.創エネ(太陽光発電・家庭用燃料電池エネファームなどの自家発電装置を使用していること)
3.畜エネ(鉛・リチウムイオン・PHVなどの電気をためておける仕組みがあること、または、現在研究開発中であることを言及できること)
4.HEMS(ITを使ってエネルギーを集中コントロールする機器で電気の利用状況が可視化されていること)

※(株)リクルート住まいカンパニー 「2012年注文住宅動向・トレンド調査」