トップ>不動産トピックス>平成23年のマンション発売戸数は増加し8万6,582戸、平均価格は下落し3,896万円
(株)不動産経済研究所はこのたび、「全国マンション市場動向-2011年のまとめ-」を発表した。
平成23年1~12月の間に全国で発売された新築マンションは、8万6,582戸(前年比2.2%増)で、前年の8万4,701戸(同6.4%増)に続き、2年連続での増加となった(表1)。地域別の増減率は、首都圏0.1%減、近畿圏6.9%減、東海・中京圏2.2%増、北海道49.1%増、東北33.1%減、関東28.3%増、北陸・山陰53.1%減、中国52.7%増、四国39.0%増、九州29.5%増となり、同研究所は「中国と九州の伸びが著しかった」と指摘している。
首都圏の発売戸数は4万4,499戸(同0.1%減)で2年ぶりに減少。同研究所では「東日本大震災の影響で、販売時期の後ズレが見られており、供給減となったものであるが、ポテンシャルは高く前年とほぼ同数にとどまったといえる」と見ている。首都圏が全国に占めるシェアは51.4%(前年52.6%)と2年連続で過半数となった。
近畿圏の発売戸数は2万219戸(同6.9%減)で、「大阪府、兵庫県、京都府の3大地区に加え滋賀県、和歌山県も供給を減らしており、唯一奈良県のみが前年比増加」となっている。
また、平成24年は、全国で約1万3,400戸増の約10万戸(同15.5%増)の発売見込み。地域別では、首都圏5万3,000戸(同19.1%増)、近畿圏2万700戸(同2.4%増)、東海・中京圏6,500戸(4.4%増)、九州地区1万戸(同28.5%増)と予想している。

※(株)不動産経済研究所 「全国マンション市場動向-2011年のまとめ-」
平成23年のマンション平均価格は、前年の4,022万円から126万円下落の3,896万円(同3.1%減)、㎡単価は前年の55.7万円から1.4万円下落して54.3万円(同2.5%減)となった(表2)。地方主要都市の平均価格は、札幌市2,830万円(前年3,116万円、9.2%減)、仙台市2,982万円(同2,992万円、0.3%減)、名古屋市3,546万円(同3,698万円、4.1%減)、広島市2,918万円(同2,957万円、1.3%減)、福岡市2,617万円(同2,870万円、8.8%減)だった。
首都圏の平均価格は4,578万円(同2.9%減)で、「千葉県以外全エリアで平均価格は下落」しており、「中でも都下の下落幅が最も大きかった」。㎡単価は65.0万円(同2.1%減)で、「平均価格と同様、千葉県のみが上昇」となった。今後について、同研究所は「本来ならば用地費・建築コストとも上昇傾向にあるが、立地の郊外化や専有面積縮小の動きから、横ばいの方向に向かう」と見ている。
近畿圏の平均価格は3,490万円(同1.1%増)で2年連続アップ、㎡単価も49.9万円(同2.3%増)で、平均価格と同様2年連続のアップとなった。

※(株)不動産経済研究所 「全国マンション市場動向-2011年のまとめ-」