トップ>不動産トピックス>既婚サラリーマンの4割弱に「夫の部屋」があり、自宅の居心地は5段階で平均3.5点
アットホーム(株)はこのたび、「勤労感謝の日」「いい夫婦の日」に合わせて行った「“夫の部屋の有無”と“自宅の居心地”に関するアンケート調査」の結果を発表した。
東京都に通勤している1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の既婚サラリーマン600人(30代、40代、50代各200人、持ち家・賃貸、子どもの有・無は半数ずつ)を対象(夫婦同居のみ)として、平成23年10月15~17日にインターネット上でアンケート調査を行ったもの。居住形態の内訳は、持ち家では一戸建て26.2%、マンション23.8%、賃貸では一戸建て5.5%、マンション32.5%、アパート12.0%だった。
自宅に夫専用の部屋がある人は、全体の38.2%(図1)。持ち家の場合は47.0%と半数近くに達したが、賃貸では29.3%であった。これに対して、妻の部屋がある人は全体の22.0%と、夫の部屋保有率より16.2ポイント低かった。
自分専用の部屋がある229人に、部屋を持つ理由を複数回答で聞いたところ、1位は「趣味や好きなことなどに没頭したい」で52.8%(持ち家48.9%、賃貸59.1%)で、次いで「一人になれる静かな場所が欲しい」が35.4%(同33.3%、38.6%)、「部屋が余っていたから」が22.3%(同28.4%、12.5%)となった。また、その広さを聞いたところ、最も多いのは「4.5帖以上6帖未満」で45.0%(持ち家40.4%、賃貸52.3%)、次いで「6帖以上8帖未満」が34.9%(同35.5%、34.1%)だった(図2)。
一方、自分専用の部屋がない349人のうち、自分専用の部屋が欲しいと思っている人は55.3%。理由はやはり「趣味や好きなことなどに没頭したい」がトップで76.7%を占め、次いで「一人になれる静かな場所が欲しい」(58.5%)となった。
※アットホーム(株) 「“夫の部屋の有無”と“自宅の居心地”に関するアンケート調査」
広さ、間取り、設備など“住空間”としての自宅の評価を5段階で聞いたところ、全体平均は3.1点(持ち家平均3.3点、賃貸平均2.8点)となった。最も多かったのは3点(普通)で45.5%を占め、次いで4点(やや高い)が23.0%、2点(やや低い)が19.2%だった。
自宅での居心地の良さを同様に5段階で聞いたところ、平均は3.5点(持ち家平均3.7点、賃貸平均3.3点)。最も多かったのは3点(普通)で45.2%、次いで4点(やや高い)が34.7%、5点(非常に高い)が11.7%となった(図3)。また、自分専用の部屋がある人・ない人の別で見たところ、自分専用の部屋がある人(229人)は平均3.7点、ない人(349人)は平均3.4点だった。
自宅で最も居心地の良い場所を単一回答で聞いたところ、1位はリビング(居間)(68.5%)で圧倒的に多く、次いで自分専用の部屋(13.2%)、寝室(8.7%)となった。
同社では、「自宅での“居心地の良さ”との関係性を調べたところ、『持ち家』『自分専用の部屋の有無』『住空間としての自宅』『夫婦仲』『親子仲』とほぼ比例関係にあることが明らかになった」としている。
※アットホーム(株) 「“夫の部屋の有無”と“自宅の居心地”に関するアンケート調査」