トップ>不動産トピックス>賃貸住宅居住者の過半数が、今後10年程度の住まいも賃貸住宅を希望
積水化学工業(株)はこのたび、「2011賃貸住宅の入居者ニーズ実態調査」の結果を発表した。カップル層、ファミリー層の賃貸住宅ニーズの把握を目的として、全国の賃貸住宅に居住している25~45歳の夫婦・家族を対象に、平成23年7月9~20日にインターネット調査を行い、500件(男性250件、女性250件)の有効回答を得たもの。
今後10年程度を想定しての希望する住まいの形態を聞いたところ、賃貸住宅派は54.4%(「賃貸派」29.4%、「どちらかといえば賃貸派」25.0%)と、過半数に上った(図1)。対して自己所有派は17.2%(「自己所有派」0.0%、「どちらかといえば自己所有派」17.2%)、「賃貸でも自己所有でもどちらでもよい」は28.4%だった。
賃貸住宅を選択する理由を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「賃貸の方が引っ越しなど自由度がある」で67.6%(図2)。次いで、「家族構成やライフスタイルなどに合わせて容易に住み替えられる」が46.3%と、「フレキシブルに住み替えられること」が挙げられた。同社によると、「自由回答では『自然災害と所有リスク』を理由に賃貸を選択するといった、今回の震災の影響を強く意識させる回答が目立った」という。
一方、賃貸住宅に住みたくない理由(複数回答)としては、「賃貸は手を加えたり、自由に変更できない」が52.6%と突出して多く、「質(耐震、防音)のよいものがない」(22.4%)、「プライバシーが保てない」(19.3%)が続いた。


※積水化学工業(株) 「2011賃貸住宅の入居者ニーズ実態調査」
「気に入った賃貸住宅になるべく長く住みたい」と考えている人は71.0%おり、同社は「ファミリー層は圧倒的に長く住みたいと思っている」と見ている(図3)。ただし「本気で長く住める良質賃貸住宅があまりない」と考えている人も30.2%おり、「賃貸住宅は2~3年で住み替えるもの」と考えている人は10.4%となっている。
賃貸住宅を選択する時や、決める時に重視すること(地域や場所を除く)を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「間取り」で79.0%。次いで「トイレと洗面脱衣室の分離」(59.2%)、「部屋の数」(56.6%)、「駐車場(台数、駐車場の距離)」(56.0%)、「全体の収納量」(55.6%)となった。
持ち家に比べ賃貸住宅で不満に思う点(複数回答)ベスト3は、「防音(上下の音や隣の家の音)」(38.4%)、「全体の収納量」(34.2%)、「キッチン(大きさや配置)」(26.2%)だった。

※積水化学工業(株) 「2011賃貸住宅の入居者ニーズ実態調査」