トップ>不動産トピックス>賃貸住宅の4割弱が単身世帯、敷金・礼金・更新手数料の費用は減少傾向に
前回(8月10日更新)に引き続き、平成22年度の住宅市場動向調査の結果を紹介する。
今回は、賃貸住宅(調査期間:平成23年1月28日~2月26日、調査数:459件)の入居に関する調査結果について紹介しよう。
1世帯当たりの平均居住人数は2.3人で、「1人」が37.3%、「2人」が28.1%、「3人」が17.2%と、単身世帯が4割近くを占めている。
入居当時の世帯主の平均年齢は36.1歳。年齢帯で見ると、「30歳未満」が34.0%、「30歳代」が34.9%、「40歳代」が16.6%となっている。65歳以上の居住者がいる世帯の割合は8.9%だが、国土交通省によると「近年は減少傾向であったが、今回は増加に転じている」という。また、このうち、居住者が65歳以上のみである世帯の割合は48.8%と、半数近くを占めている。
平均世帯年収(税込)は434万円で、分布を見ると「400万円未満」が39.7%で最も多く、次いで「400万円~600万円未満」(25.9%)、「600万円~800万円未満」(13.7%)の順となった(図1)。
※国土交通省 「平成22年度 住宅市場動向調査報告書」
1ヶ月にかかる費用の平均は、家賃が7万8,519 円、共益費が3,675円だった。
入居の際の費用について見てみると、敷金や保証金があった世帯は75.8%。その場合の月数を見ると、最も多かったのは家賃の「1ヶ月未満」で34.5%。これは、平成20年度の6.1%、平成21年度の10.5%と比べると、大幅に増加している(図2)。一方、「2ヶ月ちょうど」は25.3%で、平成20年度の42.7%、平成21年度の42.3%から大幅に減少している。
また、礼金があった世帯は50.5%で減少傾向にあり、その場合の月数は、最多が「1ヶ月ちょうど」(40.1%)、次いで「1ヶ月未満」(33.2%)となっている(図3)。「1ヶ月未満」は、平成21年度の9.2%から大幅に増加しており、国土交通省では、「年々、礼金不要の物件が増加している」ことに加え、「礼金額の安い物件が増加している」ことが伺えるとしている。
更新時の費用については、更新手数料がある世帯が36.4%となった。その場合の月数を見ると、最も多かったのは「1ヶ月ちょうど」(55.7%)、次いで「1ヶ月未満」(39.5%)となり、両者で9割以上を占める(図4)。「1ヶ月未満」は、平成20年度は13.4%、平成21年度は22.9%と増加傾向にあり、「1ヶ月ちょうど」が減少傾向にある。


※国土交通省 「平成22年度 住宅市場動向調査報告書」