トップ>不動産トピックス>リフォーム・リニューアル工事、平成22年度上半期の受注高は4兆1,893億円
国土交通省はこのたび、平成22年度上半期受注分の「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」を公表した。建設業者に対して、元請としての建築物リフォーム・リニューアル工事の受注高と、各月の最初に受注した工事2件の個別工事内容を調査したもので、調査対象期間は平成22年4月1日~9月30日。
平成22年度上半期の建築物リフォーム・リニューアル工事の受注高は4兆1,893億円で、前年同期比で6.4%の増加となった。このうち、住宅に係る工事は1兆3,962億円で、同3.0%の減少となった。
住宅に係る工事の内訳を種別で見てみると、「一戸建て住宅」は6,049億円(同1.4%減)で、「共同住宅」は6,796億円(同10.8%減)だった(表1)。また、利用関係別に見ると、「賃貸」は1,980億円(同21.1%減)、「賃貸以外」は9,783億円(同5.2%減)となっている。
※復元集計のため、丸め誤差(調査票記載単位千円から億円への標記単位換算)により「合計」は必ずしも一致しない
※国土交通省 「建築物リフォーム・リニューアル調査報告 平成22年度上半期受注分」
工事前後の用途について見ると、「店舗から住宅」(3,382件)や「事務所から住宅」(1,796件)など、「住宅に用途変更する受注件数が多い」。
目的別に見ると、住宅に係る工事の中で最も多いのは「劣化や壊れた部位の更新・修繕」で138万6,898件(同22.5%増)。次いで「省エネルギー対策」が18万4,533件(同53.6%増)、「高齢者・身体障害者対応」が12万134件(同10.3%減)となった(表2)。部位別では、「内装、給水給湯排水衛生機器設備の工事の受注件数が多く」、それぞれ61万3,308件(同16.1%増)、44万9,774件(同9.2%増)だった。
※復元集計のため、丸め誤差(調査票記載単位千円から億円への標記単位換算)により「計」は必ずしも一致しない
※国土交通省 「建築物リフォーム・リニューアル調査報告 平成22年度上半期受注分」