トップ>不動産トピックス>全国で「礼金なし物件」「敷金なし物件」の増加が続く
(財)日本賃貸住宅管理協会はこのたび、「第5回賃貸住宅景況感調査『日管協短観』」を発表した。同協会の会員(賃貸住宅管理会社)を対象として、賃貸不動産の景況感を半期ごとに調査、把握・分析しており、今回は平成22年度下期(平成22年10月~平成23年3月)のもの。平成23年4月~5月の間に、平成22年10月1日~平成23年3月31日を調査対象期間としてインターネットによるアンケート調査を行い、200社の回答を得た。
一時金のうち礼金については、全国平均で1.17ヶ月と、前回(平成22年上期)の1.22ヶ月から減少した(図1)。特に関西圏では1.26ヶ月と、前回の1.65ヶ月から大きく減少。敷金(保証金)についても、全国平均で1.46ヶ月と、前回の1.61ヶ月から減少した(図2)。入居条件としては、「礼金なし物件」が増加したとの回答が64.6%(首都圏80.6%、関西圏74.2%、その他エリア47.7%)、「敷金(保証金)なし物件」の増加については57.2%(同53.6%、58.1%、59.8%)となり、同協会では「礼金なし物件、敷金なし物件の増加が続いている」としている。
入居時の条件交渉については、「賃料の交渉が多い」との回答が82.4%(同79.7%、81.3%、85.1%)、「礼金・敷金等初期費用の交渉が多い」との回答が76.2%(同77.0%、71.9%、77.0%)と、それぞれ7割以上を占めている。

※(財)日本賃貸住宅管理協会 「第5回賃貸住宅景況感調査『日管協短観』」
平均居住期間については、高齢者(65歳以上)では50.0%と、半数が6年以上居住していることがわかった(図3)。
設置が義務化された火災警報器については、「全戸完了」が9.9%(同10.7%、0.0%、12.9%)、「概ね完了」が72.4%(同81.3%、71.9%、64.7%)となっており、合計82.3%が対応を完了している(図4)。また、平成23年7月24日から切り替わる地上デジタル放送への対応については、「全戸完了」が6.3%(同2.7%、3.2%、10.7%)、「概ね完了」が83.1%(同93.2%、83.9%、73.8%)と、合計89.4%が対応を完了している。

※(財)日本賃貸住宅管理協会 「第5回賃貸住宅景況感調査『日管協短観』」