トップ>不動産トピックス>全国で地価の下落傾向が鈍化、住宅系地区では約8割が「上昇・横ばい」に
国土交通省はこのたび、平成22年第3四半期(平成22年7月1日~10月1日)の「主要都市の高度利用地地価動向報告~地価LOOKレポート~」を発表した。
東京圏65地区、大阪圏39地区、名古屋圏14地区、地方中心都市など32地区の計150地区について、四半期ごとに地価動向を調査しているもの。
全国主要150地区(住宅系・商業系地区)のうち、地価が下落したのは87地区だった(表1)。これは、前回(平成22年4月1日~7月1日)より18地区減少。横ばいは61地区で、前回よりも20地区の増加だった。また、2地区では上昇しており、同省は「総じて前回に引き続き下落の鈍化傾向を示した」と見ている。
特に住宅系地区では、全42地区のうち横ばいが32地区、上昇が1地区で、合計79%の地区が上昇・横ばいに(表2)。下落は前回の18地区から9地区に減少し、「前回同様下落基調からの転換傾向を示した」。この背景として、同省は「住宅系地区においてマンション価格の調整による値頃感の高まり、税制等の住宅関連施策の効果が引き続き見られた」と指摘している。
※国土交通省 「主要都市の高度利用地地価動向報告~地価LOOKレポート~」より抜粋
圏域別に見てみると、三大都市圏(東京圏・大阪圏・名古屋圏)では、118地区のうち、上昇・横ばいとなった地区が、前回の38地区から55地区に増加する一方、下落は80地区から63地区に減少しており、全国と同様の傾向が見られる(表3)。それぞれの都市圏で上昇・横ばいとなったのは、東京圏では31地区(前回より8地区増)、大阪圏では18地区(同7地区増)、名古屋圏では6地区(同2地区増)だった。
地方圏では、32地区のうち、札幌市2地区、福岡市3地区など、合計8地区(同2地区増)が横ばいとなった。
※国土交通省 「主要都市の高度利用地地価動向報告~地価LOOKレポート~」より抜粋