トップ>不動産トピックス>「既存住宅も探した」新築住宅購入者は56.0%、「選択肢を広げている様子」
(社)不動産流通経営協会(以下FRK)はこのたび、「不動産流通業に関する消費者動向調査」(第15回(2010年度))の結果を発表した。調査対象は、首都圏1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で平成21年4月1日~平成22年3月31日の間に購入した住宅の引き渡しを受けた世帯で、1,064票の有効回答を得たもの。住居形態の内訳は、新築住宅購入者374票(一戸建て123票、マンション250票、不明1票)、既存住宅購入者690票(一戸建て226票、マンション448票、土地(建物は注文建築)11票、不明5票)だった。
購入にあたって探した住宅を聞いたところ、新築住宅購入者のうち「既存住宅も探した」(「主に新築住宅」、「新築・既存にはこだわらなかった」、「主に既存住宅」)と回答した人の割合が56.0%と過半数を超え、前年度の40.5%から大幅に増加した(図1)。既存住宅購入者では、「新築・既存にこだわらなかった」が過半数を占めた。FRKでは、「住宅購入にあたって選択肢を広げている様子がうかがえる」と分析している。
既存住宅購入者に購入した理由を聞いたところ、1位は「希望エリアの物件だったから」(73.6%)、次いで「手頃な価格だったから」(55.5%)、「良質な物件だったから」(48.6%)となった(図2)。FRKでは、「立地や物件の価格に次いで、住宅の質が購入の決め手となっていることがうかがえる」と見ている。
※(社)不動産流通経営協会 「不動産流通業に関する消費者動向調査」(第15回(2010年度))より抜粋
住宅購入資金総額の平均は、新築住宅購入者が4,293万円、既存住宅購入者が3,668万円だった。
回答者全体について、購入資金の内訳を見てみると、自己資金が占める割合は34.5%(「現金、預貯金等」、「前住居の売却金」、「親族からの贈与」)。一方、借入資金等が占める割合は、65.5%(「親、兄弟姉妹など親族からの借入」、「フラット35・財形住宅融資」、「銀行等の民間ローン」、「企業の社内融資」、「その他」)となった(図3)。借入資金等の割合は、前々年度59.8%、前年度63.4%と、「年々高まって」いる。
※(社)不動産流通経営協会 「不動産流通業に関する消費者動向調査」(第15回(2010年度))より抜粋