トップ>不動産トピックス>注文・分譲住宅で住宅資金の平均総額は4000万円超、住宅ローン減税の適用率は9割弱
国土交通省はこのたび、平成21年度の住宅市場動向調査の結果を公表した。住宅政策のあり方や住宅に関する予算、税制、融資の企画立案の基礎資料を得ることを目的とし、住宅の建設や購入、賃貸住宅への入居などの実態を明らかにするため、毎年度実施しているもの。
今回と次回(7月21日更新)の2回に分けて、この調査結果の主なポイントについて紹介する。今回はその中から、注文住宅(調査期間:平成22年1月29日~2月28日、調査数:996件)、分譲住宅(同1月28日~2月26日、383件)、中古住宅(同1月28日~2月28日、284件)の購入に関する調査結果について紹介しよう。
注文住宅、分譲住宅、中古住宅について、1世帯当たりの平均居住人数を見てみると、それぞれ3.5人、3.2人、2.9人となった。世帯主の年齢層は30歳代が最も多く、特に分譲住宅では56.4%、中古住宅でも50.4%と約5割を超える。注文住宅では36.5%だった。
平均世帯年収は、注文住宅と中古住宅は663万円、分譲住宅は768万円となっている。
また、住宅の建設・購入に要した資金(注文住宅は住宅建築費と土地購入資金の合計、分譲・中古住宅は購入資金)の平均総額と、資金総額の中に自己資金が占める比率を見てみると、注文住宅は4,136万円(自己資金比率42.2%)、分譲住宅は4,171万円(同31.5%)、中古住宅は2,667万円(同29.3%)となった(図1)。
図1:資金総額と自己資金額(平均)

※ 国土交通省 「平成21年度 住宅市場動向調査報告書」
住宅ローンを有する世帯は、注文住宅では67.8%、分譲住宅では83.8%、中古住宅では71.1%を占める。このうち、住宅ローン減税制度の適用を受けた(受ける予定を含む)世帯の比率は、注文住宅が89.2%、分譲住宅が89.1%、中古住宅が68.8%だった(図2)。中古住宅での適用比率が低い理由として、同省は、「適用条件として、築後経過年数が一定年数以内のもの、または一定の耐震基準を満たすという条件があるため、中古住宅の調査対象のうち、築年数の古いものの中で一定の耐震基準を満たさないものが、住宅ローン減税制度の適用を受けられなかったものと考えられる」としている。
また、住宅ローンの平均年間支払額を見てみると、注文住宅では130万円、分譲住宅では150万円、中古住宅では125万円(図3)。年間支払額が世帯年収に占める返済負担率は、注文住宅22.0%、分譲住宅21.6%、中古住宅18.8%となっている。
※ 国土交通省 「平成21年度 住宅市場動向調査報告書」