トップ＞不動産トピックス＞一人暮らしの平均賃料は、学生5万9,400円、社会人6万6,500円
アットホーム（株）はこのほど、首都圏（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県）で一人暮らしをしている18～29歳の学生・社会人400人ずつ合計800人を対象に行った、「一人暮らしの実状と部屋探しについて」のアンケート結果を発表した。平成21年11月14～17日に、インターネットを利用してアンケート調査を実施したもの。
調査によると一人暮らしの平均賃料は、学生5万9,400円、社会人6万6,500円。学生より社会人のほうが平均で約7,000円高いことが分かった。
最も多かった回答は、学生では「5万円台」29.1％、次いで「6万円台」25.7％、「4万円台」16.3％（図1）。社会人では「6万円台」29.7％、「5万円台」22.3％、「7万円台」19.2％の順となった（図2）。
また、それぞれ平均賃料を男女別に見てみると、学生では、男子は5万6,700円、女子は6万2,000円で、女子の方が5,000円以上高い部屋に住んでいることが分かる。社会人では、男性は6万5,600円、女性は6万7,500円で、学生と同じく女性の方が高いが、その差は2,000円弱で学生ほど開きがないことが分かった。
※アットホーム（株） 「一人暮らしの実状と部屋探しについて」アンケート調査より抜粋して作成
「現在の住まいを探した際に重視した設備」を複数回答で聞いたところ、学生・社会人ともに1位は「独立したバス・トイレ」（学生66.8％、社会人70.5％）だった。次いで「エアコン」（同58.8％、55.5％）、「フローリング」（同42.0％、48.5％）、「室内洗濯機置場」（同40.5％、45.3％）、「バルコニー（ベランダ）」（同24.3％、28.0％）と、上位5位まで学生・社会人で順位に違いはなかった（図3）。
また、「現在の住まいを探した際に重視した環境」を複数回答で聞いたところ、学生は上位が「学校から近い」（82.0％）、「最寄り駅から近い」（58.0％）、「スーパーマーケットが近い」（41.3％）となり、「まずは利便性を重視」していることがうかがえる。
一方、社会人での上位は「最寄り駅から近い」（63.3％）、「勤務先から近い」（54.8％）、「治安が良い」（36.0％）となった。男女別に見ると、1～2位は同じだったが、3位は男性が「コンビニエンスストアが近い」（37.5％）なのに対し、女性は「治安が良い」（41.5％）となり、「男女で大きな違いが出ている」という。
図3：現在の住まいを探した際に重視した設備（複数回答）上位5項目
※アットホーム（株） 「一人暮らしの実状と部屋探しについて」アンケート調査より抜粋して作成
