トップ住まいのトラブル相談室住まい探し体験談自治体情報をちゃんと調べればよかった
賃貸契約の更新を機に、夫が職場に通いやすいエリアの賃貸マンションに引っ越しました。環境的には、車の通りも少なく閑静な住宅街なので、子どもと散歩していても安心感があります。一番心配だった保育園も、家の近くにあり、すぐに入園できたので、本当にラッキーでした。子どもを預けてパートで働けるようにもなりました。
あるとき、パート先の同僚から「自分の住んでいる町では、子育て支援サービスに使えるチケットがもらえる」という話を聞き、びっくりしました。一時保育やベビーシッター、家事援助をはじめ、コンサートにも使えるそうです。1回に使える額には上限があるそうですが、それでも年間3万円の補助は大きいですよね。子どもの医療費助成は以前から利用していたので、知っていましたが、まさか、そんな子育て支援制度のある自治体があるとは。部屋探しのときには、子育てにいい環境をと、公園や病院、保育園の場所を調べたりはしましたが、自治体のサービスまでは思いつきませんでした。
今は、引っ越したばかりですし、住環境自体は満足しています。ただ、小学校が少し遠い場所にあることもあって、子どもが小学校に上がるまでにはマンションを買おう、と夫婦で相談しています。そのときには、今回の経験を生かして、事前の情報収集をしっかりやろうと思っています。
東京都・岩本さん(仮名)パート
家族構成/夫(会社員・30歳)、妻本人(パート・29歳)、子ども(2歳)
子育て支援の代表的な制度は、国の「子ども手当」ですが、地方自治体による子育て支援サービスは千差万別で、同じような制度でも支給の条件が異なります。たとえば、乳幼児医療費助成は、所得制限が設けられているのが一般的ですが、一部には所得制限なしの自治体もあります。また、独自性を打ち出したユニークなサービスを設けているところも多くあります。体験談のケースのような子育て支援のバウチャーを配布したり、子育て支援の割引や特典のあるカードなどを発行している自治体も増えています。
子育て世代の住まい探しは、こうした自治体のサービスを十分に調べて、総合的に住みやすい環境の町・エリアを見つけるようにしましょう。
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