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首都圏既存(中古)マンションの月額管理費は平均1万2,480円、修繕積立金は平均1万1,474円

出典:(公財)東日本不動産流通機構 「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金(2022年度)」

2023

6.14

(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)はこのたび、「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金(2022年度)」を発表した。

首都圏既存(中古)マンションの月額管理費・修繕積立金の合計は平均2万3,954円

2022年度に同機構を通して成約した首都圏の既存(中古)マンションの月額管理費は、平均1万2,480円(1㎡当たり197円)で(表)、月額修繕積立金は平均1万1,474円(同181円)、合計すると平均2万3,954円(同378円)となった。

管理費・修繕積立金と対成約単価比率

管理費・修繕積立金と対成約単価比率

出典:(公財)東日本不動産流通機構 「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金(2022年度)」

エリア別に見ると、月額管理費の平均は、東京都で1万3,482円(同229円)、埼玉県で1万671円(同158円)、千葉県で1万1,024円(同151円)、神奈川県で1万1,790円(同178円)となった。月額修繕積立金の平均は、東京都で1万1,181円(同190円)、埼玉県で1万1,094円(同164円)、千葉県で1万1,953円(同163円)、神奈川県で1万2,080円(同182円)だった。

築年別に見ると、1㎡当たりの月額管理費の平均は、築10年以内では236円、築11~20年では199円、築21~30年では188円、築30年超では174円となり、同機構では「経年化するにつれて低下傾向」と見ている。1㎡当たりの修繕積立金の平均は、築10年以内では146円だったが、築11~20年では195円、築21~30年では198円、築30年超では195円となり、「築10年を超えると190円台に上昇」する結果となった。

また、規模別に見ると、1㎡当たりの月額管理費・修繕積立金の平均は、50戸未満では管理費228円・修繕積立金208円、50~99戸では同197円・185円、100~149戸では同183円・171円、150~199戸では同184円・168円、200戸以上では同201円・169円となった。

1㎡当たりの年間管理費・修繕積立金合計の対成約単価比率は平均0.66%

1㎡当たりの年間管理費の成約㎡単価に対する比率は、首都圏平均で0.34%だった。年間修繕積立金では平均0.32%で、合計では平均0.66%となった。
建築年別の年間管理費と年間修繕積立金の対成約単価比率について、同機構は、「1970年代とバブル期の1980年代後半から1990年代前半に建築された物件は管理費と修繕積立金(年間)の対成約単価比率が高い」と見ている。

年間管理費・修繕積立金の対成約単価比率

年間管理費・修繕積立金の対成約単価比率

※年間100件以上の成約報告があった建築年のみ掲載
出典:(公財)東日本不動産流通機構 「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金(2022年度)」

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