トップ>不動産トピックス>マンション居住者の約7割が「防犯に不安ない」、約8割が自宅を選ぶ際に防犯を考慮
(株)シースタイルはこのたび、「『我が家の防犯対策』についての調査」の結果を発表した。同社が運営する比較査定サイト「スマイスター」を利用した、全国の持ち家に住む20歳以上の男女を対象として、平成30年2月22日~3月13日にインターネット調査を実施し、751人(一戸建て79.2%、マンション20.8%)の有効回答を得たもの。
全員に「泥棒被害に遭ったことがあるか」を単一回答で聞いたところ、「ある」と回答した人の割合は、一戸建てでは9.7%、マンションでは2.6%となり、同社では「一戸建ての方が、泥棒被害に遭いやすいことが分かった」と見ている。一戸建て居住者で泥棒被害に遭ったことがある58人に、泥棒の侵入経路(単一回答)を聞くと、「窓」(56.9%)が最も多く過半数を占め、次いで「玄関」(22.4%)、「勝手口」(5.2%)の順となった。
全員に「防犯について不安があるか」を単一回答で聞いたところ、一戸建て(泥棒被害あり)では、65.6%が心配している(「とても心配」19.0%、「やや心配」46.6%)という結果に(図1)。一方、一戸建て(泥棒被害なし)では、心配していない人が60.9%(「あまり心配ではない」42.1%、「心配ではない」18.8%)、マンションでは71.8%(同48.7%、23.1%)となった。
※ 「『我が家の防犯対策』について」スマイスター調べ
全員に「自宅の防犯対策をしているか」を単一回答で聞いたところ、「している」と回答した人の割合は、一戸建て(泥棒被害あり)では69.0%、一戸建て(泥棒被害なし)では45.8%、マンションでは55.1%となった。
具体的な防犯対策(複数回答)は、一戸建て居住者(286人)では「戸締りの強化」(泥棒被害あり62.5%、泥棒被害なし65.4%)が最も多く、次いで「ご近所さんと仲良くする」(同60.0%、54.5%)、「在宅時でも玄関を施錠する」(同52.5%、56.5%)の順となった。また、マンション居住者(86人)では「在宅時でも玄関を施錠する」(62.8%)が最も多く、次いで「モニター付きインターフォン設置の物件を選んだ」(57.0%)、「防犯カメラ設置の物件を選んだ」(46.5%)の順となった。
全員に対し、「自宅を建てるまたは選ぶ際に防犯を考慮するか」を単一回答で聞いたところ、「考慮する」は、一戸建て(泥棒被害あり)では79.3%(「とても考慮する」31.0%、「やや考慮する」48.3%)だった(図2)が、マンションでは84.0%(同32.1%、51.9%)と約5ポイント高く、同社では「一戸建て(泥棒被害あり)は、防犯に考慮せずに自宅を選んだり建てたりしたため、他より被害に遭いやすい環境にあるのではないかと推測できる」としている。
※ 「『我が家の防犯対策』について」スマイスター調べ