トップ>不動産トピックス>新社会人の住み替え、初期費用は平均17.2万円。約半数が親からの資金援助あり
アットホーム(株)はこのたび、「1~3年目社会人に聞く『新社会人住み替え資金事情』調査」の結果を発表した。社会人になるのを機に、入社に合わせて賃貸物件(社宅や寮など給与住宅は除く)に住み替えて一人暮らしをした経験がある、全国の会社員歴1~3年目の男女を対象として、平成30年2月2~5日にインターネット調査を実施し、513人(男性183人、女性330人)の有効回答を得たもの。
なお、本調査における「初期費用」とは、「前家賃」「敷金」「礼金」「仲介手数料」を合わせたもので、火災保険料や鍵交換代などは含まない。
社会人になるのを機に住み替えをした際の「家賃の月額(管理費を含む)」「敷金の額」「礼金の額」「仲介手数料の額」を聞いたところ、それぞれの平均は、家賃5.7万円、敷金4.3万円、礼金3.2万円、仲介手数料4.0万円で、これらを合計した「初期費用の額」は、平均17.2万円だった。なお、「『敷金・礼金共に0円』という人は、41.9%」で、「敷金や礼金を払っていない人を除いた場合の、『初期費用』の合計の平均は、22.9万円」だった。
社会人になるのを機に住み替えをした際、「初期費用」に対して、親が資金援助をしてくれたかを単一回答で聞いたところ、「はい」は48.4%、「いいえ」は51.6%だった。「初期費用」に対して、親が払ってくれた援助額の合計は、平均7.8万円(図1)。なお、「親からの資金援助が『あった』という人のみで援助額を算出したところ、平均の額は16.0万円」だった。
※アットホーム(株) 「1~3年目社会人に聞く『新社会人住み替え資金事情』調査」
社会人になるのを機に住み替えをした際の引っ越し代を聞いたところ、平均は7.9万円。引っ越し代に対して、親が資金援助をしてくれたか(単一回答)では、「はい」が40.6%、「いいえ」が59.4%となり、親が払ってくれた援助額は平均4.0万円(親からの資金援助があった人のみでは平均9.8万円)だった。
また、「初期費用」と「引っ越し代」以外に、家電や家具の購入など、新生活開始にあたっていくら費用がかかったかを聞いたところ、平均は16.9万円だった。この費用に対して、親が資金援助をしてくれたか(単一回答)では、「はい」が46.9%、「いいえ」が53.1%となり、親が払ってくれた援助額は平均6.0万円(同12.9万円)となった。
「初期費用」「引っ越し代」「家電や家具の購入など、新生活開始にあたってかかった費用」を合計すると、平均は42.0万円。これに対し、親が払ってくれた援助額の合計は、平均17.8万円となった(図2)。なお、「親からの資金援助は全くなかった」という人は35.5%だった。
社会人になるのを機に住み替えをした際、敷金・礼金等、初期費用をなるべく抑えることを重視したかを単一回答で聞くと、「はい」は70.8%、「いいえ」は29.2%で、初期費用を抑えるためにフリーレントの物件を選んだ人(単一回答)は、17.5%だった。
※アットホーム(株) 「1~3年目社会人に聞く『新社会人住み替え資金事情』調査」