トップ>不動産トピックス>「事前に地盤の強さを知りたい」は9割超、地盤改良の際は「品質」が最優先
(一社)住宅不動産資産価値保全保証協会と、ハイアス・アンド・カンパニー(株)はこのたび、「住宅地盤に関する意識調査」の結果を発表した。平成27年10月24日~11月4日に、20歳以上のマイホーム建築前後および建築中の男女を対象としてインターネット調査を実施し、1,059人(男性712人、女性347人)の有効回答を得たもの。
マイホーム建築前の364人に対し、マイホーム検討において、もし事前に建築予定地の地盤の強さをある程度知ることが可能ならば知っておきたいと思うかどうかを単一回答で聞いたところ、「思う」は92.9%、「思わない」は6.6%となり、「地盤に関する関心の強さを示す消費者の心境が浮き彫り」となった。
マイホームを建築済・建築中の695人に対し、マイホーム検討において、地盤調査・調査結果について住宅会社から詳細説明があったかどうかを単一回答で聞いたところ、「あった」が35.5%なのに対し、「なかった」は55.8%と過半数を占めた。さらに、「なかった」「その他」と回答した人に対し、地盤調査・調査結果について住宅会社からどのような対応をしてほしかったかを単一回答で聞いたところ、最も多いのは「自身の土地の地盤調査結果についてはしっかり説明してほしい」(39.1%)で(図1)、次いで「できれば説明はしてほしい」(33.3%)、「工務店に任せているので特に必要ない」(27.7%)の順となり、「自身の土地の地盤調査結果についてはしっかり説明してほしい」と「できれば説明はしてほしい」を合計すると、7割以上が住宅会社に説明してほしかったと考えていることが分かった。
※(一社)住宅不動産資産価値保全保証協会・ハイアス・アンド・カンパニー(株) 「住宅地盤に関する意識調査」
マイホームを建築済・建築中の695人に対し、マイホーム検討において、地盤改良工事について住宅会社から説明があったかどうかを単一回答で聞いたところ、「あった」は30.6%に留まり、「なかった」が61.3%と6割を超える結果となった。
また、地盤改良工法による施工不良のリスクについて説明があったかどうかを単一回答で聞いたところ、「あった」が16.3%なのに対し、「なかった」が76.5%と8割弱となった。さらに、「なかった」「その他」と回答した人に対し、地盤改良工法による施工不良のリスクについて住宅会社からどのような対応をしてほしかったかを単一回答で聞いたところ、最も多いのは「できれば説明はしてほしい」(37.8%)で、次いで「しっかり説明してほしい」(36.8%)、「工務店に任せているので特に必要ない」(25.4%)の順となり、「しっかり説明してほしい」と「できれば説明はしてほしい」を合計すると、7割以上が説明を希望していることが分かった。
これからマイホームを建てる時に地盤改良が必要であるとしたら、最も優先したいものは何かを単一回答で聞いたところ、最も多いのは「品質」(62.8%)で(図2)、2位以下を大きく引き離し6割を超える結果となった。
※(一社)住宅不動産資産価値保全保証協会・ハイアス・アンド・カンパニー(株) 「住宅地盤に関する意識調査」