トップ不動産基礎知識:借りるときに知っておきたいこと>8.賃貸借契約を結ぶ:8-1 契約前に重要事項説明を受ける

不動産基礎知識:借りるときに知っておきたいこと

8.賃貸借契約を結ぶ

8-1 契約前に重要事項説明を受ける 重要事項説明の流れ(3)~(4)

気に入った物件に申し込み、入居審査に通ったら、重要事項説明を受けます。
その上で納得したら、賃貸借契約を結びます。

国土交通省が推奨する重要事項説明書リンクサイト
(3)取引条件に関する事項認
確認のポイント
J 賃料以外に必要な金銭

賃料以外に必要となる金銭の内容や金額などが説明されます。敷金や礼金、更新料など賃料以外の重要な契約条件ですので、十分に確認しておきましょう。

K 契約の解除に関する内容

どのような場合に契約を解除できるのか、解除手続きや解除の効果はどうなるのかなどについて説明がされます。契約を解除することがないとは限らないので、念のため確認しておきましょう。

L 損害賠償額の予定や違約金の内容

契約に違反したときの損害賠償額の予定、または違約金(以下「違約金等」)に関する定めがある場合、金額・内容などが説明されます。万が一、契約に違反してしまった場合の重要な取り決めですので、契約前に理解しておきましょう。

M 契約期間と更新の内容

賃貸借契約の期間と更新に関する取り決めが説明されます。また、定期借家契約である場合はその旨が説明されます。契約の更新をめぐるトラブルが発生することもありますので、契約の内容をしっかりと確認しましょう。なお、契約開始日と賃料の発生日についても、あわせて確認しておくとよいでしょう。
 「普通借家契約と定期借家契約」を参照

N 用途その他利用の制限の内容

建物の用途制限や利用の制限の内容が説明されます。このような制限は、予定していた住まい方ができないなど、入居後の生活に大きく影響する可能性がありますので、事前にしっかりと確認しましょう。

O 敷金等の精算に関する事項

敷金など貸主に預ける金銭の精算について記載されます。特に、退去時の原状回復費用との精算をめぐるトラブルは非常に多くなっていますので、原状回復の取り扱いも含めて細かく確認するとよいでしょう。
 「8-3原状回復の取り決めについて」を参照

P 管理の委託先

貸主が管理業務を不動産会社に委託している場合は、委託先について説明されます。入居後の対応窓口となりますので、連絡先なども確認しておくとよいでしょう。

Q その他

必要に応じて契約上の禁止事項などが説明されます。禁止事項などについて、内容を理解していない場合には、契約違反を問われる可能性もありますので、内容をしっかりと理解しておきましょう。

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(4)その他(供託所等に関する説明)
確認のポイント
R 供託所等に関する説明

宅地建物取引業者には、営業保証金を供託するか、宅地建物取引業保証協会に加入することが義務づけられています。これは、消費者等が、宅地建物取引業者の責任により取引上の損害を被った場合に、宅地建物取引業者が供託している営業保証金、または宅地建物取引業保証協会が供託している保証金を還付することで、消費者等の保護を図ることを目的としています。したがって、宅地建物取引業者が、宅地建物取引業保証協会の会員でない場合は、営業保証金を供託している供託所とその所在地について、宅地建物取引業保証協会の会員の場合は、その会員である旨、保証協会の名称、住所及び所在地、保証協会が保証金を供託している供託所とその所在地について説明を受けます。

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