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不動産取引の先輩に聞く「こうすればよかった」住まい探し体験談

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借りるときの体験談「家賃表示の違いがわからず、ソンした?」

借りるときの体験談「家賃表示の違いがわからず、ソンした?」
共益費込みの家賃表示でオトクと思ったのは、勘違いだった

賃貸契約の更新が近づき、広い部屋に引っ越すことを決め、物件探しを始めました。2LDKで12万円を上限にいくつか物件を見て回り、子育て環境が良さそうな物件が見つかり契約することに。

広告では、「家賃12万円(共益費含む)」とあったので、「これはトクしたな!」と思ったのも決め手でした。というのも、これまで借りていた部屋は、家賃と共益費・管理費は別だったので、今回の物件は家賃に含まれるなら、余計な出費がないと思ったのです。

でも、よく考えてみると、敷金や礼金は家賃をベースに計算されるので、月額の支払額は同じでも共益費や管理費は別にして計算してもらったほうが、初期費用は安く済むのでは?と思い直し、あらためて不動産会社に確認することにしました。結果的に、契約書には家賃は11万5000円、共益費・管理費が5000円と別に表記されており、敷金や礼金もその金額をベースに計算されていました。広告表示だけで判断した自分の思い違いだったのですが、最初から分けて表示してくれていれば、そんな疑問も持たなかったのに。

東京都・矢島さん(仮名)会社員
家族構成/夫本人(会社員・38歳)、妻(専業主婦・36歳)、子ども(5歳、2歳)

こうすればよかった!賃貸の広告表示だけではなく、契約書面で確認を

確かに、賃貸の広告表示では、家賃と共益費・管理費をそれぞれ別に表示している物件もあれば、家賃には共益費・管理費含む、または共益費・管理費ゼロと表示している物件もあり、借り手からすると、混乱してしまうことも多いのですが、不動産公正取引協議会連合会(不動産の広告表示規約に基づいて、不動産業界の指導や研修、広告審査を行っている団体)の規約では、「共益費、管理費については、1戸当たりの月額(予定額であるときは、その旨)を表示すること」と明記されています。今回のケースでは、事前の説明では、家賃と共益費で月額12万円と言われたものの、契約書には別々に記載されており、敷金・礼金などの払い過ぎという事態にならずに済んでいますが、募集時の広告表示にすべての情報が書かれているわけではありませんので、家賃や共益費以外にどんな費用が発生するのか、金額はいくらなのかを確認することが大切です。最終的には、契約時の重要事項説明書と賃貸借契約書にすべての条件が記載されていますので、その内容をひとつずつ確認しながら、納得したうえで契約することが大切です。最近では、わかりやすい賃料等の表示方法として、賃料、共益費・管理費、更新料など4年間に支払う費用を1ヶ月当たりに平均した「めやす賃料」を表示している物件もあります。

賃貸物件の費用では、こんなところもチェック!

  • 家賃だけではなく、初期費用の総額も確認
    物件探しの際には、毎月支払う家賃と共益費の額で比較しがちですが、契約時に支払う額は、一度にかかってくるものなので、契約時に支払う費用の明細をもらうなどして、内容と金額の確認は必ず行うようにしましょう。初期費用の主なものには、敷金・礼金(地域によっては敷引金)、仲介手数料、駐車・駐輪場代、家賃保証会社への保証委託料、家財保険や損害保険などの保険料などがあります。仲介手数料は国土交通省の告示で家賃の1ヶ月分+消費税が上限と定められていますが、貸主が不動産会社の場合は仲介手数料がかからないこともあります。
  • キャンペーン割引やフリーレントの活用
    入学、転勤などで賃貸物件の動きが活発になる時期を除いて、敷金・礼金や仲介手数料の割引、なかにはゼロというキャンペーンを行う不動産会社が増えてきています。初期費用を抑えたい場合は、こうした物件を活用することも検討してみるといいでしょう。ただ、家賃の割引をうたっている場合は、割引前の家賃が妥当だったのかなどのチェックも必要です。また、入居後1~3ヶ月など一定期間の家賃がタダというフリーレントと呼ばれる物件が登場してきました。こうした物件は、フリーレント期間終了後、すぐに退去できない特約がついていることが多いので、利用する際には、契約内容を十分吟味するようにしましょう。
  • 退去時にかかる費用もチェック
    広告表示にはなく、契約時に確認しておきたい項目のひとつに、退去時の費用負担があります。特約事項として記載されていることもありますので見落とさないようにしましょう。原状回復費用や清掃費用、鍵の交換費用など、のちのちトラブルになりがちなのがこうした退去時の費用です。借り手にとって過剰に不利益な文言になっていないか確認するとともに、費用負担がある場合は、その根拠などの説明を受けるようにしましょう。

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