トップ住まいのトラブル相談室住まい探し体験談マンションの共用設備をよく調べなかった
築年数の浅い中古マンションを希望のエリアで探していたところ、ちょうど手ごろな物件が見つかり購入しました。完成してから5年ぐらいしかたっていなかったので、水回りの設備を少し入れ替え、内装を張り替えるぐらいで、大がかりなリフォームも必要ありませんでした。予算内に収まって、かなりいい買い物をした、と夫婦で喜んでいました。
マンションの高層階なので、日当たりも見晴らしも申し分ありません。でもそこに落とし穴がありました。
1階にゴミの収集場所があり、居住者は24時間いつでも使えるということで、これまで住んでいたアパートのように決められた曜日に出さなくてもいいので便利、と思っていたのですが……。生活を始めてみると、朝の出勤時間帯はエレベーターが込み合うので、ゴミ袋を持って乗るのを避けているうちに、ゴミを溜めてしまいがちに。キッチンにはゴミを置いておけるスペースがないので、こまめに出すようにはしていますが、それでもついつい溜めてしまいます。
最近の大型マンションでは、フロアごとにゴミの収集場所を設けていると聞き、失敗したかな、とちょっと後悔しています。
東京都・児島さん(仮名)会社員
家族構成/夫(会社員・31歳)、妻本人(会社員・31歳)、子ども(3歳)
このケースでは、特に高層階ということで、ゴミ出しが面倒なことになってしまったようですが、得てして高層階に入居したら外出の回数が減ったなどという話はよく聞きます。このほかにも、敷地内の駐輪場が遠く、自転車に乗る回数が減るとか、オートロックのマンションのため、毎朝、新聞を郵便受けまで取りに行かなくてはならなくなったなど、住まいが変われば、多少なりとも生活のリズムが変わるものです。中古物件であれば、共用設備も事前に確認できるので、自分の生活パターンを思い描きながら、使い勝手をチェックするといいでしょう。少なくとも、エレベーターの設置台数、駐車場、駐輪場、ゴミ収集場所は、管理・清掃状況も含めて見ておきましょう。
共用設備では、こんなところもチェック!
こちらもチェック!